長らく仮想通貨の取引を停止していたXMが、2022年5月より取引の再開に踏み切りました。
それに伴い、仮想通貨の取引スペックもリニューアルし初心者の方も始めやすい取引環境になりました。
取引を始める前に、まずはXMの仮想通貨取引の取引条件やメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
XMが仮想通貨CFD取引を再開!
XM(XMTrading)では長らく仮想通貨の取引を停止していましたが、2022年5月についに取引が再開されることになりました。
これにより、スタンダード口座およびマイクロ口座において24時間365日仮想通貨CFDを取引することができます。
つまり、CFDならば実際に現物を売り買いするのではなく、差額だけで取引できることになります。
XMはこれまで、ボラティリティ(価格変動)が高すぎることを理由にビットコインやイーサリアム、リップルといった仮想通貨CFDの取引を停止していました。
しかし、今回スプレッドや取扱通貨数などを改善した上で、仮想通貨CFDの取引が再開されたのです。
まずは、XM仮想通貨の取引条件について解説していきます。
取り扱い仮想通貨は全52通貨・58通貨ペア
XMでは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの人気のある仮想通貨だけではありません。
ソラナ(SOL)やカルダノ(ADA)、フェッチAI(FET)やグラフ(GRT)など、海外FX業者での取り扱いが珍しい通貨も揃えており、全52通貨・58通貨ペアの仮想通貨が取引可能です。
そのため、人気のある仮想通貨はもちろんのこと、時価総額の小さな仮想通貨を取引したい方にもXMでの仮想通貨取引はおすすめです。
また、上級者の方以外は知らない仮想通貨もあるかと思うので、ここではXMの取り扱い仮想通貨を簡単に紹介します。
仮想通貨名 | シンボル | 説明 |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | BTC/EUR BTC/GBP BTC/USD | 世界で初の仮想通貨であり、最も有名 |
イーサリアム(ETH) | ETH/EUR ETH/GBP ETH/USD ETH/BTC | ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を誇る |
リップル(XRP) | XRP/USD | ブリッジ通貨(2つの通貨をつなぐ橋渡しとなる通貨)としての活用が期待されている |
ライトコイン(LTC) | LTC/USD | 処理速度が速く、日常決済でも活用が期待される |
ビットコインキャッシュ(BCH) | BCH/USD | ビットコインのハードフォークによって誕生。ブロックサイズが大きいためビットコインよりも送金速度が速い |
ビットコインゴールド(BTG) | BTG/USD | ビットコインのハードフォークによって誕生。マイニングのハードルがビットコインよりも低い |
イーサリアムクラシック(ETC) | ETC/USD | イーサリアムのハードフォークにより誕生。発行上限が設定されている |
ワンインチ(1INCH) | 1INCH/USD | DEX(分散型取引所)の活性化を目的に作られたトークン |
アーベ(AAVE) | AAVE/USD | DeFiのレンディングプラットフォーム「Aave」で使用されているトークン |
カルダノ(ADA) | ADA/USD | ブロックチェーンでの相互運用やスマートコントラクト機能の面で優れている |
アルゴランド(ALGO) | ALGO/USD | 世界初PPoS(PoSに機能を追加したもの)を採用しているブロックチェーン |
エイプコイン(APE) | APE/USD | Web3における娯楽や芸術、文化の発展を支援するためのトークン |
アプトス(APT) | APT/USD | 高速で膨大な量のトランザクションを処理できる能力の高さが特徴 |
アービトラム(ARB) | ARB/USD | イーサリアムのメインチェーンを補完するレイヤー2におけるトークンのひとつ |
コスモス(ATOM) | ATOM/USD | 異なるブロックチェーン同士を繋げるプロジェクト「Cosmos」で使用されているトークン |
アバランチ(AVAX) | AVAX/USD | イーサリアムを上回る処理速度を誇り、「イーサリアム・キラー」の一角と見なされている |
アクシーインフィニティー(AXS) | AXS/USD | ブロックチェーンゲームAxie Infinityで発行されているトークン |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | BAT/USD | WEBブラウザのBrave上で使用されるトークン |
チリーズ(CHZ) | CHZ/USD | プロスポーツクラブとファンとの交流プロジェクト「Chiliz」で使用されるトークン |
コンパウンド(COMP) | COMP/USD | 仮想通貨を貸し借りできるDeFiプロジェクト・コンパウンドで使用されているガバナンストークン |
カーブダオトークン(CRV) | CRV/USD | 取引所「Curve Finance」の運営に関する投票権を持つトークン |
ダッシュ(DASH) | DASH/USD | ビットコインをベースに作られた。送金の速さと低い手数料、携帯性の高さが特徴 |
ドージコイン(DOGE) | DOGE/USD | ライトコインをベースに、仮想通貨の世界への風刺のために作られたトークン |
ポルカドット(DOT) | DOT/USD | 異なるブロックチェーン同士を中継することができるプロジェクト「Polkadot」を支えるトークン |
エルロンド(EGLD) | EGLD/USD | 処理能力が非常に高いことが特徴。スケーラビリティ問題を解決するために開発された |
エンジンコイン(ENJ) | ENJ/USD | NFTの制作から販売、ゲームを遊びながら稼ぐことができるPlay To Earnに対応 |
イオス(EOS) | EOS/USD | 分散型アプリケーション(DApps)を開発するために作られた「イーサリアムキラー」の一つ |
フェッチAI(FET) | FET/USD | 機械学習と人工知能を利用可能なシステム「Fetch.ai」で使用されているトークン |
ファイルコイン(FIL) | FIL/USD | リリースから半年ほどで時価総額が暴騰した人気のトークン |
フロウ(FLOW) | FLOW/USD | ゲーム、アプリ、それらを生み出すデジタル資産をサポートする次世代ブロックチェーンで使用されるトークン |
グラフ(GRT) | GRT/USD | ブロックチェーン上で検索機能を提供している「The Graph」で使用されているトークン |
インターネットコンピューター(ICP) | ICP/USD | 次世代クラウドサービスを提供するプロジェクト及びトークン。「ブロックチェーンにおける第三の発明」としている |
イミュータブル(IMX) | IMX/USD | WEB3ゲームをスケーラブルすることを目的として構築されたトークン |
リドダオ(LDO) | LDO/USD | イーサリアムのステーキングを手軽に行うためのトークン |
チェーンリンク(LINK) | LINK/USD | 分散型オラクル(ブロックチェーン外の情報をブロックチェーンに提供するサービス)ネットワークの「チェーンリンク」で利用されているトークン |
ループリング(LRC) | LRC/USD | 分散型取引所構築のために設計された「Loopring」で使用されるトークン |
ディセントラランド(MANA) | MANA/USD | VRプラットフォーム「Decentraland」で使用されているトークン |
マティック/ポリゴン(MATIC) | MATIC/USD | イーサリアムのサイドチェーンとして利用される「ポリゴン」で使用されているガバナンストークン |
ニアプロトコル(NEAR) | NEAR/USD | dAppsの次世代プラットフォームで使用されているトークン |
オプティミズム(OP) | OP/USD | イーサリアムのメインチェーンを補完するレイヤー2におけるトークン。手数料などの支払いに使用されている |
ザ・サンドボックス(SAND) | SAND/USD | ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」で使用されているトークン |
シバイヌ(SHIB) | SHIB/USD | イーサリアムをベースとし、ドージコインを模倣して作られたミームコイン |
シンセティックス(SNX) | SNX/USD | 仮想通貨、法定通貨やコモディティなどの価格と連動するトークンを作成可能 |
ソラナ(SOL) | SOL/USD | 処理速度の速さや取引コストの安さが特徴で「イーサリアム・キラー」の一つ |
ストージ(STORJ) | STORJ/USD | データを改ざん出来ないようにし、安全に保存するプロジェクト「Storj」で使われているトークン |
スタックス(STX) | STX/USD | ビットコインにスマートコントラクトを導入することを目的として作られたトークン |
スシスワップ(SUSHI) | SUSHI/USD | 分散型取引所の一つ「SushiSwap」で使用されているトークン |
ユニバーサルマーケットアクセス(UMA) | UMA/USD | あらゆる資産に連動するトークンを新規に作成できるプロジェクト「UMA」で使われているトークン |
ユニスワップ(UNI) | UNI/USD | 分散型取引所であるUniswapのガバナンストークン |
ステラルーメン(XLM) | XLM/USD | 個人間や海外などへの送金を円滑かつ安価に行うことを目的として作られたトークン |
テソズ(XTZ) | XTZ/USD | ブロックチェーンプラットフォーム「Tezos」で使用されているトークン |
ジーキャッシュ(ZEC) | ZEC/USD | 匿名で決済や取引ができるトークン |
ゼロエックス(ZRX) | ZRX/USD | ERC-20(イーサリアムの規格)に適合したトークン同士を交換できるプロトコル(0x)で使用されているトークン |
仮想通貨そのものの仕組みやメリットを知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。
「ビットコインってよく聞くけど、そもそも仮想通貨とはどういうものなの?」 「仮想通貨はビットコイン以外にどんな種類があるの?」 「初心者にもわかりやすいように仕組みを教えてほしい。」 ビットコインの誕生から …
手数料は無料、最大ロット数は通貨ごとに差がある
XMの仮想通貨取引では手数料が無料であるため、取引でかかるコストはスプレッドのみになります。
また、最小ロット数は全ての通貨ペアで0.01ロットであり少額からの取引が可能です。
ただし、最大ロット数はBTC/USDが80ロットであるのに対し、ETH/USDは200ロットであるなど通貨ペアごとに大きく異なります。
そのため、仮想通貨を取引する際は、通貨ペアごとの最大ロット数に注意しておきましょう。
各通貨ペアの取引サイズや最新のスプレッドは、XMの公式サイトで確認することができます。
XM 仮想通貨の取引時間をチェック!土日も取引可能?
FXや株価指数、コモディティなどは、土日や年末年始などにはマーケットがクローズしてしまうため取引をすることができません。
一方で、仮想通貨のマーケットは一年中稼働しておりクローズすることはないため、24時間365日取引することが可能です。
ただし、XM専用サーバーのメンテナンスの時間となる以下の時間は、取引することができないので注意が必要です。
日本時間土曜日の17:05~17:35(冬時間)
サーバーメンテナンスの時間以外は、いつでも仮想通貨を取引できるため、利益獲得のチャンスも広がります。
最大レバレッジは50~500倍
XMで取扱いのある仮想通貨ペアの最大レバレッジは、メジャー通貨が250倍、その他の通貨ペアは50倍に設定されています。
メジャー通貨とは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのように、取引量の多い通貨ペアのことを言います。
また、メジャー通貨の中でも特に取引量の多い4つの通貨ペアでは最大500倍のレバレッジが提供されています。
最大レバレッジ | 通貨ペア |
500倍 | BTC/USD ETH/BTC ETH/USD BTG/USD |
250倍 | BTC/EUR BTC/GBP BCH/USD ETH/EUR ETH/GBP ETH/USD LTC/USD XRP/USD |
50倍 | 1INCH/USD AAVE/USD ADA/USD ALGO/USD APE/USD APT/USD ARB/USD ATOM/USD AVAX/USD AXS/USD BAT/USD CHZ/USD COMP/USD CRV/USD DASH/USD DOGE/USD DOT/USD EGLD/USD ENJ/USD EOS/USD FET/USD FIL/USD FLOW/USD GRT/USD ICP/USD IMX/USD LDO/USD LINK/USD LRC/USD MANA/USD MATIC/USD NEAR/USD OP/USD SAND/USD SHIB/USD SNX/USD SOL/USD STORJ/USD STX/USD SUSHI/USD UMA/USD UNI/USD XLM/USD XTZ/USD ZEC/USD ZRX/USD |
ストップレベルは 0
XMの仮想通貨取引のストップレベルは0となっています。
ストップレベルとは
指値注文や逆指値注文などの予約注文を出す際に、現在のレートから最低限離さなければならないpipsのこと
ストップレベルが0であれば、レートを気にすることなく、指値注文や逆指値注文を出すことが可能ということになります。
細かく利確や損切りを行うスキャルピングやデイトレードでは、XMのストップレベル0という取引環境は有利であると言えます。
XMのストップレベルについての詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。
「XMのストップレベルって広いの?」 「そもそもストップレベルって何のこと?」 初心者はもちろん、取引に慣れてきた人でも、このような疑問のある方は多いと思います。 XM(XMTrading)などの海外FXを利用していると …
XM仮想通貨取引における必要証拠金の計算方法
仮想通貨取引の必要証拠金は、以下の式で計算することができます。
オープン価格とは、ポジション保有時の価格を表します。
また、契約サイズ(コントラクトサイズ)は1ロットあたりの価格、必要証拠金率は保有するポジションに対して必要な証拠金の割合のことを言います。
契約サイズと1ロットあたりの価格は、XM公式サイトの「取引」、「仮想通貨CFD」のページから、取引したい通貨ペアの「詳細を読む」をクリックすると確認することができます。
例えば、ビットコインドル(BTC/USD)の価格が20,000ドルの時に1ロットを買うとしましょう。
契約サイズおよびロット数は1、必要証拠金率は0.2となるため、必要証拠金の計算式は以下のようになります。
仮想通貨取引における必要証拠金は、FX取引とは異なる式を使って計算し、通貨ペアの種類やロット数によって金額が変わってきます。
取引を行う前に、必ずXMの公式サイトにある取引条件を確認しておきましょう。
XMの仮想通貨取引におけるメリット
ここからは、XMで仮想通貨取引を行うメリットについて解説していきます。
主なメリットには以下の5つが挙げられます。
- ボーナスを利用し取引できる
- 海外FX業者ならではの高いレバレッジを利用できる
- ゼロカットシステムの採用により追証の心配がない
- 両建ての場合は片側分(50%)の必要証拠金で取引可能
- スワップフリーで長期間保有しやすい
ボーナスを利用し取引できる
XMは、豪華なボーナスプログラムを提供する業者として有名です。
13,000円の新規口座開設ボーナスを利用すれば、資金を入金する前に仮想通貨の取引を始めることができます。
もちろん取引で得た利益は出金することができます。
ノーリスクで仮想通貨の取引ができることは、XMの大きなメリットと言えるでしょう。
XMのお得な4種類のボーナスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
XM(XMTrading)には、3つのうれしいボーナス制度があります。 3,000円の「新規口座開設ボーナス」に、最大50万円が受け取れる「入金ボーナス」、そして取引きの度にポイントがたまる「XMP(ロイヤルティプログラ …
海外FX業者ならではの高いレバレッジを利用できる
高いレバレッジもXMの大きな魅力です。
前述した通り、XMではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など、メジャー通貨の最大レバレッジは500倍となっています。
業者名 | 最大レバレッジ |
---|---|
XM | 500倍 |
Binance(海外業者) | 125倍 |
Bybit(海外業者) | 100倍 |
bitFlyer(国内業者) | 2倍 |
DMM Bitcoin(国内業者) | 2倍 |
GMOコイン(国内業者) | 2倍 |
国内業者の最大レバレッジは2倍と大変低いため、資金効率は低くなりがちです。
XMの500倍レバレッジは、海外の競合他社と比較しても高い水準であることが分かります。
少ない資金で大きな利益を狙いたい方は特に、XMでの仮想通貨取引がおすすめです。
レバレッジの仕組みや、各銘柄の最大レバレッジについてはこちらの記事をご覧ください。
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ゼロカットシステムの採用により追証の心配がない
XMはゼロカットシステムを採用しており、追証(追加証拠金)を支払う必要がありません。
ゼロカットシステムとは
急な価格変動などでロスカットが間に合わずに、口座の残高が0円を下回ってしまった時に、マイナス分をリセットしてくれるシステム
XMでは万が一口座残高がマイナスになっても、差額を請求されることはありません。
要するに、ユーザーの最大損失は口座残高にある資金に限定されます。
そのため、XMなら高いレバレッジをかけても安心して仮想通貨の取引を行うことができます。
XMにおけるゼロカットの発動条件についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
「トレードに失敗して口座残高がマイナスになったらどうしよう…」と不安になったことはありませんか。 海外FX業者のXMにはゼロカットという口座残高のマイナス分を帳消しにしてくれるシステムが存在します。 また、マイナス分が「 …
両建ての場合は片側分(50%)の必要証拠金で取引可能
XMの仮想通貨取引で両建てをする場合は、片側分(50%)の必要証拠金だけで取引することができます。
つまり、同じ通貨ペアを買いと売りで同じ量保有している場合は証拠金が半分で済むのです。
例えば、ビットコインドル(BTC/USD)を買いと売りの両方で1ロットずつポジションを保有する場合、必要証拠金は1ロット分のみということになります。
そのため、XMの仮想通貨取引では少ない証拠金で両建てを行うことができます。
両建てのメリットやXMの両建てにおける禁止事項についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
人気海外業者XMTrading(XM)では、複数口座間での両建ては禁止されていますが、同一口座内での両建ては認められています。 ロスカットを回避できるというメリットがある反面、禁止事項も多いので、両建てをする前にルールや …
スワップフリーで長期間保有しやすい
XMの仮想通貨取引では、スワップポイントがフリー(ゼロ)に設定されています。
つまり、BTC/USDなどの仮想通貨ペアを長期保有しても、マイナススワップが一切発生しないということです。
海外FX業者の中にはマイナススワップを支払うケースが多く、1日に4回マイナススワップを支払わなければならない場合もあります。
そのため、XMは日をまたいでポジションを保有する長期トレードにも有利な環境と言えます。
スワップポイントの仕組みやXMの全銘柄スワップポイントはこちらの記事をご覧ください。
XMスワップポイントはには、メリットもあればデメリットも。仕組みや計算方法を正しく理解し、安定した利益が狙いましょう。
XMの仮想通貨取引におけるデメリット
XMで行う仮想通貨取引にはいろいろなメリットがありますが、デメリットも存在します。
主なデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。
- 対円(JPY)の仮想通貨ペアは取り扱っていない
- ロット数によりレバレッジ制限がある(段階式証拠金率)
対円(JPY)の仮想通貨ペアは取り扱っていない
XMの取り扱い仮想通貨は全52通貨・58通貨ペアと非常に豊富ですが、対円のペアは取り扱っていません。
日本人ユーザーになじみのあるビットコイン円(BTC/JPY)も、XMでは取引することができません。
とはいえ、ビットコインドル(BTC/USD)やビットコインユーロ(BTC/EUR)、ビットコインポンド(BTC/GBP)といった他の主要通貨とのペアは用意されています。
ロット数によりレバレッジ制限がある(段階式証拠金率)
XMの仮想通貨取引では、保有するロット数によりレバレッジ制限(段階式証拠金率)が設定されています。
要するに、ロット数を大きくすると最大レバレッジに制限がかかってしまうのです。
例えば、ビットコインドル(BTC/USD)のレバレッジ制限は以下のようになります。
ロット数 | 証拠金(%) | 最大レバレッジ |
---|---|---|
0~14 | 0.2 | 500倍 |
14~43 | 0.4 | 250倍 |
43~70 | 2 | 50倍 |
70以上 | 100 | 1倍 |
レバレッジ制限は口座内の合計ロット数によって決まるため、保有ポジションを複数に分けてもレバレッジ制限はかかります。
例えば、ビットコインドル(BTC/USD)を保有した場合、必要証拠金は以下のように変化します。
▼1BTC=25,000ドルの時に80ロットを保有した場合
レバレッジ制限の区切り | 証拠金率(%) | 保有ロット数 (合計80ロット) | 必要証拠金 (オープン価格 × 契約サイズ × ロット数 × 必要証拠金率) |
0~14ロット | 0.2 | 14 | 25,000ドル × 1 × 14ロット× 0.2% = 700ドル |
14~43ロット | 0.4 | 16 | 25,000ドル × 1 × 16ロット × 0.4% = 1,600ドル |
43~70 | 2 | 50 | 25,000ドル × 1 ×50ロット × 2% = 25,000ドル |
70以上 | 100 | 10 | 25,000ドル× 1 × 10ロット × 100% =250,000ドル |
70ロットを超えると証拠金率が一気に高くなり、1ロットだけでも250,000ドルの証拠金が必要になることが分かります。
必要証拠金の額が高くなれば、強制ロスカットになる可能性も高まります。
また、取引商品のレバレッジが口座の設定レバレッジを上回る場合、レバレッジ値が低い口座の設定レバレッジに合わせて使用されます。
XMの仮想通貨取引における4つの注意点
XMでは、ボーナスを利用し比較的簡単に仮想通貨の取引を行うことができます。
しかし、取引を行うにあたっては以下の4点に注意する必要があります。
- ゼロ口座では仮想通貨取引ができない
- 仮想通貨での入金や出金には未対応
- 仮想通貨の税金は国内FXと通算できない
- 「Real 50.」サーバーでは取引不可
ゼロ口座では仮想通貨取引ができない
XMで仮想通貨取引が可能な口座は、スタンダード口座、KIWAMI極口座、マイクロ口座です。
つまり、ゼロ口座では仮想通貨を取引することはできません。
そのため、仮想通貨取引を行うためには、事前にスタンダード口座、KIWAMI極口座またはマイクロ口座を開設しておきましょう。
仮想通貨での入金や出金には未対応
XMは、2022年10月現在、仮想通貨での入金や出金には対応していません。
要するに、XMの口座にビットコインなどの仮想通貨を送金し、それを元に取引することはできません。
XMで入出金に利用できるのは、日本円や米ドル、ユーロなどの法定通貨のみです。
とはいえ、仮想通貨の入金や出金がないため、仮想通貨用のウォレットなどを用意する必要がないというメリットもあります。
XM仮想通貨の税金は国内FXと通算できない
国内、海外どちらの取引所を利用しても、仮想通貨取引で所得が20万円(非給与所得者の場合は38万円)を超えた場合は確定申告が必要になります。
また、国内、海外の取引所に関わらず仮想通貨の所得区分は雑所得、課税区分は総合課税になります。
仮想通貨と海外FXは同じ課税方式になりますが、国内FXとは課税区分が異なるため損益通算ができないので注意が必要です。
海外FX・仮想通貨 | 国内FX | |
---|---|---|
課税方式 | 総合課税方式 | 申告分離課税方式 |
税率 | 所得に応じて変動 15~55% | 一律20.315% |
損失の繰越 | 不可 | 3年まで可能 |
海外FXで得た利益についての税制度や申告方法については、こちらの記事をご覧ください。
海外FX業者「XMTrading(XM)」を利用する最大のメリットはハイレバレッジと豊富なボーナスを利用して効率よく利益を出せることです。 ただしXMで獲得した利益には税金がかかるので、確定申告をする必要があります。 海 …
「Real 50.」サーバーでは取引不可
XMはシステムの問題上、「Real 50.」というサーバーでは仮想通貨取引を行うことができません。
取引を行う前に、保有口座のサーバーが「Real 50.」かどうかを確認しておきましょう。
この問題は、スタンダード口座もしくはマイクロ口座を追加で開設することにより解決します。
まとめ
今回は、2022年5月より取引が再開されたXMの仮想通貨取引について解説してきました。
XMはFXだけでなく株式指数やコモディティなど様々な商品を取り扱っていましたが、今回仮想通貨が追加されたことで、利益獲得のチャンスがさらに広がりました。
XMの仮想通貨取引では、ボーナスや500倍というハイレバレッジが利用できるなど、さまざまなメリットがあります。
まだ仮想通貨取引を行ったことがないという方も、この機会にノーリスクで仮想通貨取引を始めてみてはいかがでしょうか。
筆者:海外FXラボ編集部
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