XM(XMTrading)では、アメリカ主要指数の一つであるDow Jones工業株価平均(US30/NYダウ)が取引できます。
NYダウはダウジョーンズ社が発表する平均株価指数で、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している代表的な30銘柄の推移のもとに計算されています。
名称に「工業株」と入っていますが、時代の流れに合わせて随時入れ替えが行われており、現在は幅広い業種のものによって構成されています。
外国為替取引も良いですが、新たに株式やCFD商品を取引したい方はダウ取引を考えてみるのもおすすめです。
本記事ではXMでのNYダウについて解説していきます。
その他CFD商品について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
「CFDって一体何?」 「FX以外を取引したいけどどれを取引したらいいか分からない…」 「XMでCFDを取引するメリットは?」 人気海外FX業者XMTrading(XM)ではFX通貨ペアの他にもCFD取引が …
NYダウ(US30cash)の最新ニュース【随時更新】
2024年4月22日のダウ平均株価は3,8239.98で取引を終えました。
イスラエルがイランへの攻撃を行ったことで警戒感が高まりましたが、どちらも応酬に消極的の見解で中東問題への警戒感は薄まりました。
そのためダウ平均は上昇したものと思われます。
ここからは、本題であるXMのNYダウ取引について紹介していきます。
NYダウ(US30)とは?
NYダウは、アメリカのNY証券所に上場している優良企業30銘柄で構成される株価平均型指数を指します。
また、その中にはAppleやMicrosoft、Coca-Cola、Nikeなどの世界的に有名な企業が含まれます。
ダウ平均株価には他にも「ダウ輸送株20種平均」や「ダウ公共株15種平均」、それらを合わせた「ダウ総合65種平均」と言うものもありますが、一般的にダウ平均はNYダウ工業株30種を指します。
株価平均型指数は株価指数の算出方法の一つであり、計算の対象となっている銘柄(構成銘柄)それぞれの株価を⾜し合わせ、それを銘柄数で割ることで「平均株価」として計算されます。
NYダウ優良企業30社が気になる方は「+」をクリックして表をご覧ください。
以下の画像はダウ平均株価が構成されてから2024年4月23日までの全体的なグラフです。
上のグラフから何度か去年3月のコロナショックの様な大幅下落がありますが、全体的に見ると構成後からずっと右肩上がりの傾向にあることがわかります。
為替と株価は雇用統計などの主要経済指標に大きく影響されます。
経済指標カレンダーの使い方や指標トレードについては、以下の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
「経済指標ってどんなものがあるの?」 「政府や主要機関の経済指標発表の前後で値動きが変わるからトレードの狙い時?」 などの疑問を解決したい方必見! この記事では、経済指標とは何か、実際どのように指標を用いてトレードするの …
US100とUS30の違い
US100(ナスダック100):3,000銘柄を超えるナスダック総合指数から金融銘柄を除いた、時価総額と流動性が最も高い100銘柄程度で構成される時価総額加重平均型の株価指数
ナスダック100とNYダウの大きな違いは以下の3つです。
・アメリカ合衆国以外で設立された会社も含まれるかどうか
例)ASMLホールディング 米国預託(蘭)百度 米国預託 クラスA(中)、ルルレモン・アスレティカ(加)
・ナスダック100は時価総額加重平均型株価指数、NYダウは株価平均型株価指数
US100(ナスダック100)については以下の記事で詳しく解説しています。
XM(XMTrading)では、ナスダック総合指数の時価総額上位100社で構成された株式指数「ナスダック100指数(US100)」の取引が可能です。 ナスダック100指数は2020年に年間で50%近く値上がりしており、多 …
NYダウは2種類ある(US30Cash、US30)
XMでは、NYダウ現物「US30Cash」と先物「US30-XXX00」の2種類が存在します。
現物(げんぶつ)取引:その時々の市場の時価で計算した売買代金を受け渡す取引
先物(さきもの)取引:ある商品を決められた期日(未来)に、取引時点で決めた価格で売買する取引
現物と先物の違い
現物と先物の違いには以下の3つがあります。
違いについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
① 「限月」(げんげつ)の有無
先物のNYダウには「限月」と呼ばれる取引期限があります。
NYダウの場合だと最大3ヵ月間しか保有しておくことができません。
先物は3ヵ月ごとに銘柄の後ろにくる満期日が更新されるので、取引をする際はきちんと確認しましょう。
シンボルの表示例は以下の通りです。
現物/US30Cash
先物/US30-XXX00(XXX00に日付が表示されます。)
例)US30-MAR18、US30-JUN18、US30-SEP18、US30-DEC18
② 配当金とスワップポイントの有無
現物を保有していると「配当金」と「スワップ」が発生します。
一方、先物は差金決済なので「配当金」と「スワップ」が発生しません。
配当金
配当金とは、「会社が稼いだお金(利益)の一部を、株主へ支払うもの」です。
XMでNYダウの買いポジションを持つと、株主と同様に配当金が貰えます。
逆に売りポジションを保有している場合は配当金を支払うことになります。スワップ
XMでは、現物の買いポジション、売りポジションのどちらもマイナススワップが設定されています。
MT4/MT5での銘柄仕様には、最新のスワップ状況を確認できます。
配当金の支払い予定日やスワップポイントはXM公式ページから確認できます。
また、以下のボタンから計算ツールを利用してスワップを計算することもできます。
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③ スプレッドが違う
XMのダウは現物と先物でスプレッドが異なり、レートも違ってきます。
現物(US30Cash)→ スプレッドが狭い
先物(US30-XXX00)→ スプレッドが広い
XMの公式サイトでスプレッドを確認できます。
▼スプレッドの違い例
【2024年4月23日時点】
【2024年4月23日時点】
現物のUS30Cashの最低スプレッドは3.50、先物のUS30は7.70なので、現物の方が狭いことがわかります。
NYダウ取引について
ここからはNYダウ取引について話していきたいと思います。
NYダウの基本情報
XMの公式サイトにはNYダウについて、詳しい情報が記載されています。
その中に、以下のような取引条件も表示されています。
今後ダウ取引をしたいと考えている方は、ぜひ確認しておきましょう。
▼NYダウ(US30)の取引条件
US30 現物 | US30 先物 | ||
必要証拠金率 | 0.2% | 必要証拠金率 | 0.2% |
シンボル | US30Cash | シンボル | US30 |
内容 | Wall Street 30 | 内容 | Wall Street 30 |
最低価格変動 | 0.01 | 最低価格変動 | 0.01 |
値動きの最小値 | 0.01 USD | 値動きの最小値 | 0.01 USD |
1ロットあたりの価値 | 1 Wall Street 30 index | 1ロットあたりの価値 | 1 Wall Street 30 index |
最低スプレッド | 3.50 | 最低スプレッド | 7.70 |
最少/最大取引サイズ MT4 | 0.1/12500 | 最少/最大取引サイズ MT4 | 1/12500 |
最少/最大取引サイズ MT5 | 0.1/150 | 最少/最大取引サイズ MT5 | 0.1/160 |
証拠金通貨での 買いスワップ値 | –8.42 | 証拠金通貨での 買いスワップ値 | ー |
証拠金通貨での 売りスワップ値 | 1.53 | 証拠金通貨での 売りスワップ値 | ー |
指値および逆指値のレベル | 0 | 指値および逆指値のレベル | 0 |
1ロットはいくらになる?
そもそも1ロットはいくらなのか、どのように計算されているのかを一緒に見ていきましょう。
▼NYダウの1ロットあたりの取引金額
指数 | 1ロットの取引金額 |
---|---|
| 1ロット×38,239.98÷500=76.47ドル (11,833.81円) |
2024年4月23日のダウ平均株価は38,239.98ドルです。
XMでUS30の最大レバレッジ500倍を最大限に活用すると、1ロットあたり76.47ドルで取引が可能です。
1ドル=154.75円とする場合、円換算すると1ロットは11,833.81円となります。
NYダウはFXと違い、マイクロ・スタンダード口座は同様の1ロット=1枚(ドル建て)です。
マイクロ口座で取引しても、FXのように取引可能ロット数は1/500にはなりません。
CFDは銘柄毎に取引単位が異なるので、XM公式サイトのCFD仕様を確認しましょう。
最大/最小取引サイズ
取引条件にも表記されていましたが、使用しているプラットフォームで取引ロット数は異なります。
▼US30cash(NYダウ現物)の最大/最小取引サイズ
MT4 | MT5 | ||
---|---|---|---|
最小取引サイズ | 0.1 | 最小取引サイズ | 0.1 |
最大取引サイズ | 12,500 | 最大取引サイズ | 150 |
▼US30(NYダウ先物)の最大/最小取引サイズ
MT4 | MT5 | ||
---|---|---|---|
最小取引サイズ | 1 | 最小取引サイズ | 0.1 |
最大取引サイズ | 12,500 | 最大取引サイズ | 160 |
0.1ロットの少額取引をしたい方はMT5、40ロット以上取引する方はMT4と使うと良いでしょう。
取引時間
NYダウの取引時間は以下のようになっています。
▼NYダウの取引時間
取引時間(日本時間) | メンテナンス時間(日本時間) | |
---|---|---|
夏時間 | 月曜日07:05~土曜日05:10 | 平日05:15~05:30,05:55~07:05 |
冬時間 | 月曜日08:05~土曜日06:10 | 平日06:15~06:30,06:55~08:05 |
NYダウの証拠金と損益の計算
必要証拠金や損益などの計算を事前に把握しておくと取引時の瞬時の判断に役立つでしょう。
必要証拠金の計算
必要証拠金は、以下の方法で計算することができます。
例)取引ロット数=1、コントラクトサイズ=1、市場価格=38,239.98ドル
※株式指数の場合、コントラクトサイズはすべて1です。
計算式:1ロット×1×38,239.98÷500 =76.47ドル(11,833.81円)
→11,833.81円でNYダウの1ロットを取引できる。
※1ドル=154.75円で換算、38,239.98ドルは2024年4月23日のダウ平均株価です。
損益の計算
損益を計算したい場合、以下の式を用いましょう。
もし以下のような取引を行った場合、損益計算式を使うとこのように計算されます。
例)ロット数=1ロット、価格が27394.08から27386.48へ変動
計算式:1ロット ×(27386.48-27394.08)=-7.6ドル =-836円(1ドル=110円で換算)
→ 約836円の損失が出たことになる。
現物取引で発生する配当金
上の方でもお話ししましたが、現物(US30Cash)を保有していると配当金が発生します。
ポジションを保有している状態で配当日の日本時間で7:00になると発生する仕組みになっています。
配当金は買いポジションなら受取り、売りポジションなら支払いになります。
FX取引や先物取引とは異なるので注意する必要があります。
NYダウの配当日の最新情報はXM公式サイトの「株価指数」をご確認ください。
XMからのアフィリエイト報酬
XMからのアフィリエイト報酬が2021年10月1日から変更になりました。
US30のアフィリエイト報酬は1.75から2.4と増加しています。
株式指数は概ね上がりましたが、US30とUK100Cashはそれぞれ1.75と0.95から1.32と0.70へ減少しました。
オートリベートやIBキャッシュバックを利用している人は、還元率が変わる可能性があります。
詳しくは各IB業者にお問い合わせください。
XMでNYダウ取引をおすすめする理由
NYダウ取引は、きちんと知識を持ち、うまく取引すれば利益を得やすいので非常におすすめです。
以下4つのおすすめの理由について順番に詳しく説明していきます。
②ハイレバトレードができる(レバレッジ500倍)
③資金管理が容易
④ゼロカットで安心のトレードができる
①NYダウはスプレッドが狭い
NYダウの現物の場合、1ロットの取引での最低スプレッドは2.5ドルです。
他の銘柄と比べてもかなり狭いスプレッドで取引できるのが嬉しい点です。
先物もスプレッドが狭いですが、現物の方がより狭いスプレッドで取引できるためお得です。
NYダウの場合ZERO口座では取引ができませんが、スプレッドが狭いおかげでスキャルピングを行えます。
②ハイレバトレードができる(レバレッジ500倍)
NYダウの最大レバレッジは嬉しいことに500倍です。
国内FX業者では出来ないハイレバトレードが可能になります。
レバレッジが高ければ高いほど少ない証拠金で大きな利益が狙えるという利点があります。
③資金管理が容易
同じ取引口座内でFXとNYダウなどのCFD銘柄を一緒に取引することができます。
また同一アカウントの別の口座で取引しても資金は口座間で無料で移動できるため、資金管理が容易です。
④ゼロカットで安心のトレードができる
国内FX業者のような追証がないため、残高がマイナスになった場合はゼロにリセットされます(ゼロカット制度)。
そのため、XMであれば安心して思いきった取引を行うことができます。
ゼロカットについては以下の記事で詳しく解説しています。
「トレードに失敗して口座残高がマイナスになったらどうしよう…」と不安になったことはありませんか。 海外FX業者のXMにはゼロカットという口座残高のマイナス分を帳消しにしてくれるシステムが存在します。 また、マイナス分が「 …
NYダウ現物/先物のおすすめトレード手法
続いて、NYダウ現物・先物のおすすめなトレード手法についてご紹介します。
NYダウ現物はスキャルピング/デイトレードがおすすめ!
NYダウ現物の場合、スプレッドが狭く、マイナススワップがあります。
しかし、ポジションを翌日に持ち越さないスキャルピングやデイトレードでは、スワップポイントが発生しません。
またNYダウ現物は、ポジションを保有する度にかかるスプレッドも狭くスキャルピングに最適です。
そのため、NYダウの現物はスキャルピングやデイトレードを行いたい方に非常におすすめです。
NYダウ先物は3ヶ月以内のスイングトレードがおすすめ!
一方でNYダウ先物の場合、スプレッドが現物よりやや広く、マイナススワップがありません。
限月があることを考えるとポジションは最長3ヶ月まで持つことが可能です。
さらに、配当金がないため、売りポジションの保有でも安心です。
そのため、NYダウの先物は3ヶ月以内で行うスイングトレードを行いたい方におすすめです。
NYダウと日経225との関連性
「米国株全体の時価総額は世界全体の4割を占める」と言われており、NYダウはその米国株の代表銘柄を集めたものであるため、各国のインデックスに影響を与えます。
以下のグラフは、NYダウと日経平均株価指数の動きを長期的に見たものです。
このグラフから、NYダウと日経平均株価指数の動きは非常に似ていて相関性が高いことが分かります。
相関係数が0.7を超えることもしばしばあり、両者はお互いに影響を与え合う関係にあることが伺えます。
そのため、日本株を取引している投資家が前日のNYダウ動向をチェックして、ダウの値動きが翌日の日経平均に引き継がれる場面もよく見かけます。
NYダウ取引を行う上での注意事項
NYダウの取引は利益を得やすくおすすめですが、注意するべき部分も存在します。
ここからは、XMでNYダウを取引する際の注意事項を見ていきましょう。
①24時間取引可能ではない
NYダウの場合、早朝に2回メンテナンスがあります。(夏時間:05:15~05:30;05:55~07:05)
その他、祝日や年末年始なども取引時間が変更されることがあります。
定期的にXMからのメールや公式サイトのお知らせを確認しましょう。
②現物取引の注意点
- ポジションと配当金を考える
買いポジションは利益として配当金を貰えます。
しかし、売りポジションの場合は損失となり、配当金を支払わなければなりません。 - 配当金を狙うと同時に、ロールオーバーで発生したマイナススワップも考慮する
現物の場合、長期間ポジションの保有が可能です。
ただ、買い/売りの保有はどちらもマイナススワップなのでコストがかかってしまいます。
その為、長期間のポジション保有はあまりおすすめできません。
③先物取引の注意点
- 限月があることを理解する
先物には、最大3ヶ月の限月があります。
もし、先物取引を行うのであれば、強制決済日を事前に確認する必要があります。
注意しなければ、変なタイミングで決済されたときに損失になる可能性が高くなります。 - 配当金は発生しない
先物の場合、配当金は発生しません。
配当金が配布されるのは現物のポジションのみです。
NYダウはきちんと注意事項を理解した上で取引することが大事です。
コロナショック相場
2020年に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)により、たくさんの経済危機が起こりました。
2020年3月にはアメリカで感染者が激増し、外出禁止令が発表され経済活動が停止、株価の暴落も引き起こしました。
その後、アメリカ株は3月下旬の急落から急激に回復し、IT関連株を筆頭にコロナ前の高値まで戻りました。
特にナスダック、NYダウ、S&P500、アメリカの株価指数が短期間で超V字回復を遂げ、911やリーマンショックを越える回復力を見せています。
まとめ
NYダウは世界的に最も注目されている株価指数です。
現物(US30Cash)と先物(US30-XXX00)の2種類あり、それぞれに合った手法で取引する必要があります。
NYダウのレートは右肩上がりの傾向にありますが、通貨ペアや他のCFD銘柄に大きな影響を与え、世界情勢が不安になるとボラティリティが極端に高くなる可能性があります。
取引条件が他とは異なるので、XMの公式サイトにあるNYダウについての基本情報を見ておくと良いでしょう。
CFD銘柄取引に興味のある方は、まずは最初にNYダウをチェックしておきましょう。
XMで新規に口座を開設し、口座開設ボーナスの3,000円を獲得してお得にUS30(NYダウ)を取引しましょう。
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筆者:海外FXラボ編集部
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