「海外FXと国内FXってどっちが有利なの?」
「海外FXの確定申告はどうなるの?」
「海外FXと国内FXにはどんな違いがあるの?」
FX初心者にとって、業者ごとの違いを理解し、メリットデメリットを全て理解するのは難しいですよね。
そこで今回は、海外FXと国内FXの違いを10項目で比較し、どちらを選ぶべきかを解説していきます。
FXの基礎知識も踏まえながら、海外FXのよくある勘違いや、優良業者と出会うためのポイントもご紹介していきます。
まずは、海外FXと国内FXの運営体制の違いについて確認していきましょう。
海外FX・国内FXとは?
海外FXと国内FXの違いとして大きく異なるのは、「拠点」「規制」の2点が挙げられます。
運営場所が海外であれば海外FX、国内であれば国内FXと呼ばれ、運営拠点が国別であるがゆえに、その国々での金融ライセンスを取得する必要が出てきます。
日本ではFXに関する規制が設けられ、日本に運営体制を置き日本人向けにFX取引を提供する業者は、金融庁が認めた金融ライセンスを取得する必要があります。
つまり国内FXは、日本に拠点を置き、日本の金融庁が認めた金融ライセンスを持つ業者と言うことになります。
海外FXでは、シンガポールやインドネシアなど様々な国に拠点が置かれています。
日本の金融ライセンスは取得していませんが、拠点を置く国の金融ライセンスを取得して、その国の法律に則って運営していることが保証されています。
なお、国内FXは規制が厳しく、海外FXは自由度が高いという特徴もあります。
なるほど!国内業者は日本のライセンス、海外業者は運営国のライセンスを持っているのですね。
その通りです。運営している国の法律が影響してくるから、国内業者と海外業者で違いが生じていると言う訳です。
海外FXと国内FXのどっちを選ぶべき?
では海外FXと国内FXはどちらを選ぶ方がいいのでしょうか?
結論から言えば、稼ぎやすさの面では「海外FX」が圧倒的に有利です。
ただし自分の用途によって、多少選び方が異なります。
例えば、少ない自己資金でこれから稼いでいきたいFX初心者や、自由度が高い取引でどんどんFXを行っていきたい人には、海外FXの方がおすすめです。
反対に、安全性では国内FXに軍配が上がるため、自己資金が非常に多い場合、安全性の高い国内FXでコツコツ運用していく「守り」の戦略の方が、メリットが大きいと言えるでしょう。
海外FXは「攻め」、国内FXは「守り」の姿勢と言えます。
以下、項目ごとに海外FX、国内FXそれぞれの評価を記載しています。
海外FX業者 | 国内FX業者 | |
---|---|---|
追証 | ◎ 追証なし 口座残高以上の損失は業者側が補填 | × 追証あり 口座残高以上の損失が出た場合はすぐに入金する必要がある 払えなければ借金扱い |
レバレッジ | ◎ 100~1,000倍まで可能 | 〇 25倍まで可能 |
取引時間・銘柄数 | ◎ 取引時間:土日も取引可能な通貨ペア多数 取扱銘柄数:多い | △ 平日のみ 取引時間:土日は取引不可 取扱銘柄数:少ない |
ボーナス | ◎ 口座開設ボーナスや入金ボーナスなど多数 | △ キャッシュバックボーナスのみの業者が多い |
取引の透明性 | ◎ NDD方式で透明性が高い | △ DD方式で透明性はやや低め |
約定しやすさ (注文の通りやすさ) | ◎ ディーラーを介さないため約定しやすい | 〇 基本的には気にならない程度だが、2割ほど約定しない可能性もある |
ツールの使いやすさ | ◎ どの業者もMT4、MT5を共通して使用 一度使い方を覚えればOK | 〇~△ 業者によってツールが異なる 使いやすさにもバラつきが出る |
信託保全 | △ 信託保全のある業者は少ない ただ運営資産と顧客資産は分別管理している | ◎ どの業者でも信託保全あり 倒産時、資産を持ち逃げされる心配なし |
スプレッドの狭さ | △ 広め ただし最近はスプレッドが狭い業者も見受けられる | 〇 狭い 業者が調整しているため広がりすぎることはない ただ広めな業者もある |
税金 | 〇~△ 総合課税方式 累進課税 確定申告の際に損益通算できない | ◎ 申告分離課税方式 税率20%で一定 確定申告の際に損益通算できる |
取引面では、海外FXの方が初心者でも始めやすいような仕組みが整えられていると言えます。
海外FXの方が有利な7項目
では海外FXの方が有利とされる7項目についてご紹介していきます。
追証
追証とは
FX取引によって口座残高以上の損失を出した際に生じる「追加証拠金」のこと
残高だけでは損失が補えない場合、FXでは追加入金を行って損失を補填する必要がある
国内FXはこの追証制度を採用しています。
追証は必ず支払わなければならず、金融機関から借りている借金と同じ扱いとなり、完済するまで催促されてしまいます。
すぐに支払えなければ、遅延損害金と呼ばれる追加ペナルティが課され、延滞していくと家財を売り払ってでも現金を工面しなければなりません。
このような仕組みであるため、「FXで多額の借金を背負った」「大損しすぎて、自己破産した」と言う事例が出てきてしまいます。
そこで国内FXは、追証発生前に全ポジションを決済して追証発生を防ぐ「ロスカット」のタイミングを早めに設定し、借金のリスクを減らす工夫をしています。
しかし、最悪の想定をしておき、借金のリスクがない業者を選んでおくのが安心でしょう。
証拠金:あらかじめ口座内に入金し、取引をする際に担保となる金額を指す。FXでは取引したい金額に応じた証拠金を残高に差し入れることで取引ができるようになる
ロスカット:一定金額以上の損失が出た場合、強制的にポジション決済が行われる仕組み。ロスカットの基準は業者により異なる
反対に、海外FXでは、追証がなく借金のリスクがありません。
なぜなら海外FXは、追証を請求せず口座残高以上のマイナスは海外業者が補填する「ゼロカットシステム」を採用しているからです。
・国内FX:追加入金してマイナス分を補填する
・海外FX:ゼロカットシステムにより業者が補填する
追証に関して言えば、初心者にとって借金のリスクなしで取引できる海外FXの方が有利と言えるでしょう。
レバレッジ
FXには口座内の証拠金を担保に、自己資金以上の取引を行うことができる「レバレッジ」という仕組みがあります。
レバレッジは国内FXでは25倍の制限が設けられていますが、海外FXでは最大100倍から多い所では1,000倍ものレバレッジをかけることが可能です。
「レバレッジはかけないほうがいい」「レバレッジが高い業者は危険だ」と言う意見も散見されますが、実はレバレッジをかけること自体は悪いことではありません。
株式などでもレバレッジは使われており、証券会社が提供している積み立てNISAにはレバレッジがかけられている商品もあります。
レバレッジをうまく活用することで、少ない資金で多くの利益を得ることも可能になります。
正確に言えば、レバレッジを有効活用すれば効率的に資金が増やせるものの、管理が必要であると言い換えることができます。
・FX口座内の必要証拠金がどれくらい必要であるかを確認しておく必要がある
・証拠金の水準は、業者によって異なる
海外FX業者「XM」のレバレッジについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
XM(XMTrading)のレバレッジはマイクロ/スタンダード口座で最大888倍、ゼロ口座だと最大500倍に設定されています。 XMは最大レバレッジが888倍(500倍)ですが、レバレッジの倍率は自分で自由に設定すること …
ロスカットの条件はどちらが有利?
ポジション保有中に、FX業者がそれぞれ設定している最低証拠金の水準以下に残高が減ってしまうと、強制的にポジション決済する「ロスカット」が執行されます。
・国内FX業者:50%~100%(ロスカットが早めに執行される)
・海外FX業者:20%ほど(ロスカットが遅めに執行される)
しかし、ロスカット面で海外FXと国内FXを比較する場合、自分の取引戦略によって異なるので、どちらが有利であるかは一概には言えません。
すぐに損失が出てもいいから資金を守りたい人は国内FXの方を選び、チャンスが来るまで待ちたい人や損失が出た際の対処法が決まっている人は海外FXを選ぶことが多いです。
またFXで取引する際に、すぐにロスカットされてしまうと「少し待っていたらプラスに転じていた」という勿体ないケースも出てきます。
想定している利益までポジションを保有できない可能性がある国内FXでは、ロスカットを含めた戦略を立てる必要が出てくるため注意をしておきましょう。
ロスカットを防ぐには、証拠金を多めに入れておくか取引する数量(ロット数)を減らしておくと安心です。
海外FX業者「XM」のロスカットについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
XM(XMtrading)には「ロスカット」という自動損切りシステムがあります。 このロスカットが発動する目安を、XMでは証拠金維持率の20%に設定しています。 今回の記事ではロスカットの発動条件や、証拠金維持率の計算方 …
取引時間・銘柄数
FXは国内、海外に関わらず日本時間の月曜早朝から土曜の早朝まで取引することができます。
FXがメインとなる国内FXの取引時間は、為替市場のオープン時間に限られてしまいます。
しかし海外FXの場合は、24時間365日取引可能な仮想通貨を取り扱う業者もあり、その場合は土日の取引も可能になります。
また国内では20~30種類の通貨ペアのみを取り扱う業者が多いのに対し、海外FXでは50種類以上の通貨ペアを取り扱う業者も少なくありません。
さらに、海外FXでは同一口座で金属や原油などのCFD商品も取引もできる点が大きなメリットになっています。
土日に何かニュースが出てきた時にも、利益獲得のチャンスがありますね。
海外FX業者「XM」の取引時間については、こちらの記事で詳しく説明しています。
海外FX業者XMTradingのFX取引時間は日本時間の月曜日の早朝から土曜日の早朝までで、営業時間内であればいつでも取引が可能です。 さらに、XMにはFXの他にも多様な金融商品が存在し、それぞれ取引時間が設定されていま …
ボーナス
国内FXではキャッシュバックキャンペーンのみが用意されていますが、海外FXでは業者によって、キャッシュバック以外にも豊富かつ豪華なボーナスキャンペーンが用意されています。
「新規口座開設ボーナス」や入金額に応じてボーナスがもらえる「入金ボーナス」、取引金額に応じたVIP制度など様々なサービスが設けられています。
海外FXのボーナスキャンペーンは期間限定で行われることが多く、一年を通して未入金の状態や少額の入金でも簡単に獲得できます。
もらったボーナスは出金できませんが、ボーナスを利用して得た利益は引き出すことができるので有効に活用していきましょう。
国内FXで最高額までボーナスをもらう場合は、非常に高額な取引を行う必要も出てきます。
ボーナス面では海外FXに敵わないのが現状です。
海外FX業者「XM」のお得な3種のボーナスについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
XM(XMTrading)には、3つのうれしいボーナス制度があります。 3,000円の「新規口座開設ボーナス」に、最大50万円が受け取れる「入金ボーナス」、そして取引きの度にポイントがたまる「XMP(ロイヤルティプログラ …
取引の透明性
海外FXと国内FXでは採用している約定方式の違いによって、取引の透明性にも差が生じます。
海外FXではディーラーを介さないNDD方式を採用しており、国内FX業者ではディーラーを介して注文が約定されるDD方式を採用しています。
NDD方式:FX業者がディーラーとして間に介入せず、トレーダーの注文を直接カバー先へ流す約定方式
DD方式:FX業者がディーラーとして間に介入し、顧客からの注文を一旦業者内で決済後、時間差で市場に注文を出す方式
取引の透明性においては、ディーラーを介さずに透明性の高い取引が可能となる海外FXに軍配が上がります。
一方、DD方式を採用している国内FXでは、トレーダーの注文を「のむ」リスクも考えられます。
ユーザー側の損失をそのまま業者の利益にしてしまうなど、DD方式の透明性が非常に低かったため、起こった問題行為を指す
金融庁が実施した調査では、国内業者の約2割の注文が、業者の判断で執行されたり、されなかったりする結果が得られています。
つまり約2割の注文で、のみ行為が行われる可能性もあるというわけです。
反対に海外FXではディーラーを介さないため、非常に透明性のある取引を実現し、のみ行為が行われるリスクもありません。
しかしNDD方式を採用したことにより、後述する「スプレッド」という買値と売値の差額が大くなるというデメリットも存在します。
約定のしやすさ
NDD方式を採用している海外FXでは、スピード感のある取引が可能となります。
一方DD方式を採用する国内FXでは、トレーダーが出した注文で約定できない場合、業者側から提示された新しい価格で注文を再び出すケース(リクオート)が起こりがちになります。
それ以外にも、取引が成立しない「約定拒否」というトレーダーにとって不利益な現象も起こりえます。
「注文が確定していれば大きく稼げていたのに!」とチャンスを逃してしまう場合もあるため、NDD方式を採用する海外FXの方が約定面では有利と言えるでしょう。
ツールの使いやすさ
FXでは様々なツールを使ってトレードの分析を行います。
海外FXではMT4やMT5が共通のツールとして使われていますが、国内FXでは業者ごとに独自のツールを提供しています。
業者ごとにツールが異なると、わざわざ用語やツールの使用を調べる手間が増えてしまい、FX初心者にとっては難しく感じてしまう可能性もあります。
海外FXと国内FXにおける、それぞれの取引ツールの特徴は以下の通りです。
海外FXの特徴 | 国内FXの特徴 |
---|---|
・共通なので使い方が分かりやすい ・第三者から不正に操作される心配がない ・ネットでも解説記事が多い ・インジケーターが多く、分析しやすい | ・それぞれ業者ごとに仕様が異なる ・業者独自のツールなので内容はブラックボックス ・ネットでの解説記事は少なく、公式HPのみの場合も ・業者によっては使いやすいのもある |
海外FX業者では全て同じツールを使えるため、一度使用方法を覚えてしまえば、業者を変更してもすぐに慣れることができます。
また、ツールを提供する業者と海外FX業者は異なるため、海外FX業者側が介入して不正に操作する心配もありません。
トレード分析をする指標(インジケーター)も多く、ネットでも使い方の解説記事が溢れているため、どのトレーダーも平等に分析する機会が与えられていることが海外FXの魅力です。
反対に、国内FXでは業者が作っているツールを使用するため、ツール内部で不正に操作される可能性も否定はできません。
また業者独自ツールなので使い方を解説している記事も少なく、操作で分からないことがあった場合に、解決しづらいと言えるでしょう。
慣れてくるまでは、多くの人が使っているMT4やMT5で取引を行ってみると良いでしょう。
海外FX業者での共通ツールとなっているMT4/MT5の特徴や使い方は、こちらの記事で詳しく説明しています。
海外FX業者XM(XMTrading)は取引プラットフォームに「MT4」と「MT5」を採用しています。 XMを利用するにあたり、MT4とMT5のどちらを選べば良いか知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか? そ …
国内FXの方が有利な3項目
ここからは国内FX業者の方が有利な項目を3つほどご紹介していきます。
信託保全
国内FXの安全性は非常に高く、拠点が日本にあるため資金の信託保全が義務化されています。
仮に業者が倒産した場合でも資金の持ち逃げリスクがなく、資金の返金義務があるため、安心して取引ができます。
反対に海外FXは、信託保全を用意していることが少ないのが現状です。
運営資金と顧客資金を分けて管理する「分別管理」を採用するなどの対策を取っていますが、やはり国内業者の方が現在では安全といえます。
ただ、どちらも金融ライセンスを獲得していることには変わりないため、資金を持ち逃げするような違法な運営はそもそも行っていないと言えるでしょう。
海外FXで取引する際にはXMなどのように、安全に顧客資金を守る体制が整えられている業者を選びましょう。
不安な方はどのように資金を管理しているのか、サポートへ確認しておきましょう。
スプレッドの狭さ
国内FXのメリットとして、買値と売値の差額である「スプレッド」の狭さが挙げられます。
DD方式を採用している国内FXではスプレッドを調整できるという特徴があり、スプレッドが狭く設定されています。
海外FXでもスプレッドは徐々に狭くなっているものの、未だに国内FXの狭さには勝てていません。
海外FXを使う場合はスプレッドが狭い業者を選び、ドル円やユーロドルなどのメインの通貨ペアで取引を行うことによってスプレッドを狭めることも可能です。
海外FX業者「XM」のスプレッドについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
XMのスプレッドって広いの?国内と比較すると確かに広いスプレッドですが、大切なのは自分のトレードにどう影響するかです。今回は、そんなXMのスプレッドについて徹底的に解説していきます。
税金
海外FXと国内FXでは税区分が異なります。
▼海外FXと国内FXの税区分早見表
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
課税方式 | 総合課税方式 | 申告分離課税方式 |
税率 | 所得に応じて変動 15~55% | 一律20.315% |
損失の繰越 | 不可 | 3年まで可能 |
表を見てわかるように国内FXの場合、「計算が簡単」「節税対策が可能」というメリットがあります。
税額が約20%で一定なので稼げば稼ぐほどお得になっていき、損失が出た場合も3年まで損失繰越が可能です。
そのため発生した利益に生じる税金の支払いが少なくなり、節税することも可能となっています。
損失繰越の具体例
昨年30万円損失が出ていて、今年20万円利益が出た場合
損失繰越なし → 20万円に税金がかかる
損失繰越あり → 今年の利益と昨年の損失を合計すると、-10万円になり、税金はかからない
反対に海外FXは、稼げば稼ぐほど税率が高くなる「累進課税制度」が適用されています。
利益に応じてかかる税金が変わり、年間195万円以上稼ぐようになると税率が上がるため、確認するのが比較的面倒な場合もあるでしょう。
ただし稼ぐ金額が195万円よりも少ない場合は、海外FXの方が5%なので税率面では有利になります。
課税方式に関してどちらがいいかは稼ぐ額により異なりますが、損失繰越ができるという面では、国内FXの方が有利と言えるでしょう。
具体的な確定申告の内容を理解しておきたい方は、こちらの記事をご覧ください。
海外FX業者「XMTrading(XM)」を利用する最大のメリットはハイレバレッジと豊富なボーナスを利用して効率よく利益を出せることです。 ただしXMで獲得した利益には税金がかかるので、確定申告をする必要があります。 海 …
海外FXのよくある勘違い
海外FXにおいては、以下の点がよく勘違いされがちです。
・違法業者
・ハイレバレッジは危険
・英語が分からないから利用不可
・入金に時間がかかってしまう
金融庁に登録してないから危険
海外FXは金融庁に登録していませんが、その理由は登録するメリットよりもデメリットが大きいためです。
日本の金融庁に登録してしまうとゼロカットシステムが適用できず、レバレッジとボーナスの制限がかかり、海外FXの魅力を全て活かせなくなってしまうのです。
しかし、金融庁にあたる海外の行政機関で金融取引法に則った金融ライセンスを取得しているため、もちろん違法ではなく海外FX自体は危険ではありません。
安全のため海外FXを利用する際は、金融ライセンスの取得状況を確認しておきましょう。
違法業者
金融ライセンスを持った海外FX業者は違法業者ではありません。
しかしライセンスを保持していない悪質な無名業者がいたため、一概に海外FXは違法業者であると言われてしまっています。
海外FX業者を選ぶ際には、ライセンスの取得状況や資産の管理方法、口コミなどもチェックし、総合的に判断するようにしましょう。
海外FX業者「XM」の口コミについては、こちらの記事を参考にしてください。
XMの評判ってどう? XMは滑りやすい? XMってちゃんと出金されるの? 日本人トレーダーの間で、知名度・人気ともにナンバーワンの海外FX業者「XMTrading」ですが、口座を開設する前に、評判や安全性に …
ハイレバレッジは危険
追証制度が採用されている業者で、ハイレバレッジの取引をするのは借金のリスクが高まるため危険です。
しかし海外FXでは追証がないため、口座に入金する金額を調整すれば莫大な損失を被ることはありません。
ただしハイレバレッジを多用すると、ロスカットの執行タイミングが早まるのも事実です。
レバレッジを使った取引では、1回の取引数量(ロット数)を調整することで、レバレッジの恩恵を受けることができます。
そのため、リスク管理をしながらロット調整を必ず行いましょう。
こちらの記事では最大レバレッジをかける「ハイレバトレード」手法の危険性についてご紹介しています。
海外FX業者XMTradingではレバレッジを最高888倍に設定することができます。 888倍のハイレバレッジで取引できるということは、少ない資金で大きな利益を生み出せるということ。 ハイレバトレードはきちんと仕組みを理 …
英語が分からないから利用不可
「英語がわからないから海外FXを利用できない」と諦める必要はありません。
XMなどの主要な海外FX業者には、日本人が在籍し完全日本語対応のサポート体制が整えられています。
英語ができない人でも取引がスムーズに行える環境が整えられており、基本的に365日サポートへ連絡することができます。
入金に時間がかかってしまう
海外FXでは拠点が海外にあるため、確かに銀行送金は国内FXより時間もコストもかかってしまいます。
ただ、国内銀行送金を入金手段として設定している業者も増えつつあり、その場合は遅いと言っても30分〜1時間程度で反映されるのでそれほど問題はありません。
また海外FXは入金手段が豊富で、クレジットカードや電子ウォレットなどにも対応しています。
その場合、最短数分での入金が可能となり、手数料無料の業者も少なくありません。
銀行送金を避けておけば入金時間が予想以上にかかってしまうような事態は回避できると言えるでしょう。
海外FX・国内FXのメリットとデメリット
では海外FXと国内FXのそれぞれのメリットとデメリットをまとめていきます。
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
メリット | ・追証なし ・銘柄数が多い ・ボーナスが豊富 ・取引の透明性が高い ・約定しやすい ・ツールが共通している | ・スプレッドが狭い ・信託保全あり ・税率が一定 ・損失繰越可能 |
デメリット | ・スプレッドが広い ・資産管理は分別管理のみ ・税率が変動する ・損失繰越不可 | ・追証あり ・銘柄数が少ない ・ボーナスがほぼなし ・取引の透明性が低い ・約定しにくい ・独自ツールの提供 |
取引面で海外FXの方が有利であることは一目瞭然です。
ただし、国内FXの方が税金面では優遇されていたり、安全性に配慮されていたりするというメリットもあります。
取引する上での稼ぎやすさを取るか、取引で不利になっても安全面を優先するのかを考慮し業者を選んでいきましょう。
海外FXと国内FXはどちらを選ぶべき?
では海外FXと国内FXのメリットデメリットを踏まえて、それぞれに向いている人をご紹介していきます。
海外FXが向いている人
・少ない資金を効率的に増やしていきたい人
・ボーナスなどを使って、入金額を減らしながら使っていきたい人
・色々な銘柄から取引するペアを選びたい人
・同一口座でFXとCFD商品を取引したい人
国内FXが向いている人
・ある程度まとまったお金をコツコツ安全に増やしたい人
・稼ぎやすさよりも安全性を優先する人
・3年以内にFXで多額の損失を出した人
どちらを選んでもメリットはありますが、大半の人はFX取引を始める際に「稼ぎたい」と思ってスタートするのではないでしょうか?
そんな中で、敢えて稼ぎにくい業者を選ぶのは本末転倒です。
初心者は規制の少ない海外FXで資金を貯めた後、国内FXなども使いながら資金を分散させていく方法をおすすめします。
優良海外FX業者と出会うには?
海外FXで取引する場合、優良業者を見極める必要があります。
業者選びのポイントは、以下の項目をクリアしているかどうかで選ぶのがおすすめです。
優良業者のポイント
・金融ライセンスを所持
・資金を分別管理している
・サポートが完全日本語対応
・運営歴10年以上
・出金拒否などの噂がなく、口コミが良い
実績があり、法律に則ってユーザーからも好評価な海外FXを選ぶ必要があります。
設立から間もない業者を選んでいる方もよく見受けられますが、安全面から言えば、運営歴が10年以上(少なくとも5年以上)ある業者を選ぶ方が、業者の倒産リスクを抑えられます。
また、完全日本語サポートと謳っている業者でも、日本人が在籍していない業者も見受けられるため、事前確認は必ず行いましょう。
例えばXMなどでは、日本人が在籍し完全日本語対応であるため、スムーズにやりとりができ、問い合わせ時のストレスがありません。
加えてXMは知名度が高く、理不尽な出金拒否を行っていないため、自分の資金をきちんと引き出すことができます。
海外FX業者を選ぶ際にはボーナス面も重要ですが、最初は運営体制と出金面に焦点を置くようにしましょう。
海外FXを使う場合は、安全性の高い業者を利用しながら、入金額も必要最低限にしておくことで更なるリスクヘッジが可能です。
まとめ
今回は海外FXと国内FXの違いについて10項目で比較をしていきました。
FX初心者や少額から始めたい方は、稼ぎやすさの面で圧倒的に有利な海外FXで、少額からコツコツ資金を増やしてみてはいかがでしょうか?
まとまった資金で取引を行いたい場合は、国内FXで安全性を優先して取引してみるのも一つの手です。
海外FXと国内FXの両方を使いながら、徐々に資金を分散して運用していくと、海外・国内どちらのメリットも活かすことができ、おすすめですよ。
大切な自己資金を守るため、必ず適切なレバレッジやロットを選択し、自分に合った資金管理を行っていきましょう。
筆者:海外FXラボ編集部
海外FXの仕組みや業者の特徴をわかりやすくご紹介。
初心者も安心して利用できるコンテンツを目指して、口座開設方法、トレード手法などを徹底解説!
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