「海外FX業者っていっぱいあるけど、有名なところを選べば間違いない?」
「スプレッドが狭くて、ボーナスがもらえて、安全性が高い業者はどこ?」
「結局どこの海外FX業者を選べばいいの?」
海外には様々なFX業者があり、いざ業者選びを始めてはみたものの、結局どこを選べばいいのかわからなくなってしまったという方も多いのではないのでしょうか。
そこで今回は、業者選びを行ううえで最も重要なポイントとは何なのかを軸に、徹底解説していきます。
おすすめ業者10社もランキング形式で紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】海外FX業者選びで重視すべきポイント
結論から言うと、海外FX業者を選ぶにあたって大切なのは、知名度ではなく「自分との相性」です。
どんなに評判が良い業者であっても、利用する本人が使いづらいと感じるようでは意味がありません。
そこで、まずは以下の例を参考に、自分にとって最も重視すべきポイントとは何なのかを考えてみましょう。
- 安全性と信頼性
- スプレッドの狭さ
- レバレッジの高さ
- ボーナスプログラムの有無
- 約定力の高さ
- その他の条件(プラットフォーム、サポートの有無、入出金方法など)
もちろん、すべての条件が整っている業者があれば、そこを選ぶに越したことはありませんが、業者には必ずデメリットも存在します。
例えば、ボーナスプログラムの内容が充実している業者であれば、そこにコストがかかってしまうためスプレッドは広めになりがちです。
後ほど、総合的にバランスのいい業者も紹介していきますが、最も重視したいポイントはしっかりと確認しておきましょう。
ここからはそれぞれのポイントを詳しく解説していきます。
安全性と信頼性
安全性と信頼性は、海外FX業者を選ぶうえでいちばん大切なポイントと言えます。
安全性と信頼性を測るには、金融ライセンスの有無や資金の管理方法を意識するといいでしょう。
金融ライセンスとは
金融業を運営するための許可証のこと
取得するには、それぞれのライセンスに設けられた運営状態や取引スペック、顧客の資産管理体制などの基準をクリアする必要がある
国内FX業者は、日本の金融庁の発行するライセンスを取得していますが、海外FX業者は日本の金融ライセンスを取得していません。
なぜなら、海外FX業者の最も大きなメリットとも言えるハイレバレッジやゼロカットシステムに制限がかけられてしまうからです。
言い換えると、海外FX業者は、日本以外の国の金融庁などが発行したライセンスを取得することにより、日本人顧客向けにレバレッジやゼロカットシステムに制限のないサービスを提供しているのです。
海外FX業者の保有するライセンスには、イギリスやキプロスのように取得が難しい分、信頼性が高いライセンスと、取得が簡単な分、あまり信頼性のないオフショアライセンスとがあります。
各業者の公式サイトから、グループ全体だけでなく日本人顧客に対するライセンスも確認しておくことが大切です。
業者名 | 日本人管轄 | グループ全体 |
XMTrading | セーシェル共和国金融庁(FSA) | イギリス、キプロス、オーストラリアなど |
Exness | セーシェル共和国金融庁(FSA) | イギリス、キプロス、モーリシャスなど |
iFOREX | 英領バージン諸島(BVIFSC) | イギリス、キプロス |
HFM | セントビンセント&グレナディン証券取引委員会(SVG FSA) | イギリス、ドバイ、セイシェルなど |
FXGT | セーシェル共和国金融庁(FSA) | キプロス、バヌアツ、南アフリカ |
金融ライセンスに加えて資産管理方法がはっきり明記されているかも確認しておくと良いでしょう。
顧客資産の管理方法には、信託保全と分別管理の2種類があります。
顧客より預かった資金を、自社の運営資金とは分けて管理すること
信託保全とは
顧客より預かった資金を、自社の運営資金とは分けて、外部の信託銀行に預けて管理すること
信託保全であれば、万が一経営破綻のような事態に追い込まれても、顧客の資金は守られるため、安心して資金を預けることができます。
スプレッドの狭さ
スプレッドの狭さは、海外FX業者を選ぶうえで、最も重要なポイントとなります。
スプレッドとは売値と買値の差額のことで、FX業者に支払う手数料(コスト)となります。
取引にかかるコストは、このスプレッドだけではなく、口座によっては取引のたびに手数料が発生するタイプもあります。
そのため、FX業者を選ぶ際には、各口座の取引手数料も確認しトータルのコストで判断する必要があります。
取引コストの安さに定評のある口座をいくつかご紹介します。
▼ドル円を1ロット(10万通貨)取引した場合
業者名 | 平均スプレッド | 取引手数料 | トータルコスト |
XMTrading | 0.6pips | なし | 0.6pips |
Exness | 0pips | 7pips | 7pips |
Vantage | 0.2pips | 0.6pips | 0.8pips |
Tradeview | 0.3pips | 0.5pips | 0.8pips |
Axiory | 0.3pips | 0.6pips | 0.9pips |
XMのスプレッドについては、こちらの記事にて最新情報を公開しています。
XMのスプレッドって広いの?国内と比較すると確かに広いスプレッドですが、大切なのは自分のトレードにどう影響するかです。今回は、そんなXMのスプレッドについて徹底的に解説していきます。
レバレッジの高さ
日本のFX業者は、金融庁の規制により最大レバレッジは25倍に制限されます。
しかし、海外FXにはその制限がないため、1000倍以上のレバレッジを設定する業者も少なくありません。
例えば、1,000万円分を取引する場合、レバレッジが高いほど、少ない証拠金での取引が可能になります。
最近では、優に1000倍を超えるレバレッジを設定する業者も増えつつあります。
ただし、最大レバレッジを利用するには、口座残高や時間帯などに制限が設けられている場合もあるので、ご注意ください。
▼レバレッジの高い業者
業者名 | 最大レバレッジ | 制限 |
Exness | 無制限 | 有効証拠金999ドル以下、指標発表時など |
LANDFX | 無制限 | 証拠金999ドル以下 |
TTCM | 3000倍 | 保有ロット数1ロット以下 |
FXTrading | 2000倍 | 口座残高999.99ドル以下 |
BigBoss | 1111倍 | 口座残高19,999ドル以下 |
レバレッジの仕組みや、XMTradingの最大レバレッジについては、こちらの記事をご覧ください。
XM(XMTrading)のレバレッジはマイクロ/スタンダード口座で最大888倍、ゼロ口座だと最大500倍に設定されています。 XMは最大レバレッジが888倍(500倍)ですが、レバレッジの倍率は自分で自由に設定すること …
ボーナスプログラムの有無
豪華なボーナスプログラムは、海外FX業者を利用するメリットのひとつです。
口座開設や入金時にもらえるボーナスや、キャッシュバック、コンテストという形で付与されるボーナスもあり、開催期間は業者によりまちまちです。
一方で、ボーナスプログラムが少なめ、もしくは一切開催しない代わりに、狭いスプレッドで還元するという業者もあります。
ボーナスプログラムはあるに越したことはありませんが、取引環境も合わせて考慮することをおすすめします。
▼ボーナスを提供している主な業者
業者名 | ボーナスの内容 | 開催期間 |
TradersTrust | 口座開設、入金、キャッシュバック、コンテスト | 常時 |
XMTrading | 口座開設、入金、ロイヤルティプログラム | 常時 |
FXGT | 口座開設、入金 | 常時 |
HFM | 入金、ロイヤルティプログラム、キャッシュバック | 常時 |
Axiory | 入金 | 不定期 |
MiltonMarkets | 入金、FXチャレンジ | 不定期 |
XMTradingのお得なボーナスプログラムについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
海外fx業者XMの口座タイプは「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」の3種類あります。プラットフォームはどの口座タイプもMT4・MT5ですが、それぞれ違いがあります。本記事では、この3つの口座の特徴などを比較しながら見ていきます。
約定力の高さ
約定力とは、注文を内容通りに成立させる力のことをいいます。
どんなにスプレッドが狭くても、注文通りに約定できなければ、取引コストに大きく影響してしまいます。
約定力を判断するには、以下2つの数値を確認してみましょう。
- 約定スピード:注文から約定するまでの早さ
- 約定率:全ての注文のうち、意図した通りの内容で成立した注文の割合
海外FX業者の場合、NDD方式を採用する業者が多く、意図的な約定拒否やリクオートは発生しないため、高い約定力を維持しています。
そのため、大口取引をする人やスキャルピングトレーダーでなければ、それほど気にする必要はありませんが、約定力の高い業者を選ぶに越したことはありません。
以下は、約定力の高さに定評のある業者の一例です。
▼約定力が高い主な業者
業者名 | 約定率 | 約定スピード |
XMTrading | 100% | 336/1000秒 |
AXIORY | 99.9% | 1/1000秒 |
TitanFX | 99.32% | 338/1000秒 |
中には、スリッページの有無や、リクイディティプロバイダーの数、サーバーの設置場所などを公開している業者もあります。
口座を開設する前に、必ず取引の環境を比較してみることをおすすめします。
約定の流れや約定力の判断基準などについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
FXの「約定力」ってよく聞くけど実はよくわからない。 約定力の高い海外FX業者ってどこだろう・・・。 約定力を高めるために自分でできることはあるのかな? FXトレードをするうえでよく耳にする「約定力」という …
その他の条件もチェック
ここまで、海外FX業者を選ぶ際に確認すべきポイントを解説してきましたが、この他にも以下の点をチェックしておくと良いでしょう。
- プラットフォームの種類
- 公式サイトの見やすさ
- 日本語サポートの有無
- 入出金方法
- 過去の出金拒否履歴
- 取引方式
- ロスカットレベル
実際に利用してから「思っていた取引環境とは違った」というような事態にならないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
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SNSやネットでは、XM(XMTrading)で出金拒否されたケースが報告されています。 ですが実際、XMで起こる出金拒否のほとんどはトレーダーによるミスが原因で発生しているのです。 XMには「出金ルール」が存在し、ルールに従わないと出金できないことがあります。 では、どのような原因で出金拒否や出金エラーが起こるのでしょうか?
禁止事項についても確認
最後に、各業者の禁止事項についても確認しておきましょう。
いくら高品質なサービスを提供している業者であっても、自分がしたいトレードスタイルが禁止事項に触れてしまうのであれば元も子もありません。
具体的には、利用規約を見て以下のポイントを確認しておくと良いでしょう。
- スキャルピングは可能か?
- EA(自動売買)は可能か?
- 両建ては可能か?
スキャルピングや自動売買に興味のある方は、口座を開設する前に禁止されていないかを必ず確認しておく必要があります。
特に両建てには、厳しいルールを設けている業者がほとんどです。
複数の口座を所有してたくさん取引を行う場合には、知らず識らずのうちに禁止行為をしてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
海外FX業者XM(XMTrading)で禁止されている行為については、こちらの記事で詳しく解説しています。
海外FX業者「XM(XMTrading)」は、顧客に快適な取引を行ってもらうために、禁止事項を設けています。 XMの利用規約に違反した不正行為をすると、口座の永久凍結や出金拒否などの危険があるので要注意です。   …
海外FX業者10社のおすすめランキング
ここまで海外FX業者を選ぶ際に、気を付けたいポイントを解説してきました。
重視するポイントを考慮し、自分の取引スタイルに合った業者を選ぶのがいちばんですが、絞り切れないという場合は、全体的にバランスの取れた業者を選ぶと良いでしょう。
ここからは、安全性・信頼性、取引コスト、最大レバレッジ、ボーナスプログラム、日本語サポートの観点において、特にバランスのいい業者をランキング形式で紹介していきます。
この中からベスト3に入った業者については、この後詳しく解説していきますので、ぜひ業者選びの参考にしてみてください。
順位 | 業者名 | 安全性・ 信頼性 | 取引コスト※ STP/ECN(手数料込み) | 最大レバレッジ | ボーナスプログラム | 日本語サポート |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | HFM | ◎ セーシェルFSA グループ全体ではほかにもあり | △ 1.7pips/0.8 pips | ◎ 2000倍 | ◎ 常時 | 平日14:30~23:00 |
2位 | Vantage | ◎ バヌアツ 全体ではほかにもあり | ○ 1.3pips/0.8pips | 〇 1000倍 | ◎ 常時 | 平日9時~20時 |
3位 | XMTrading | ◎ セーシェル、 モーリシャス グループ全体ではほかにもあり | △ 1.6pips/1.1pips | 〇 1000倍 | ◎ 常時 | 平日24時間 |
4位 | FXGT | ◎ セーシェル 全体ではほかにもあり | △ 1.8pips/ 1.1pips | 〇 1000倍 | ◎ 常時 | 24時間365日 |
5位 | Exness | ◎ セーシェル グループ全体ではほかにもあり | ◎ 1.1pips/0.7pips | ◎ 無制限 | × なし | 平日8時~24時 |
6位 | Bigboss | 〇 セントビンセント・グレナディーン | ○ 1.4pips/1.1pips | 〇 1111倍 | ◎ 常時 | 平日10時~24時 |
7位 | iFOREX | ◎ 英国領ヴァージン諸島 全体ではほかにもあり | 〇 0.7pips (1タイプのみ) | △ 400倍 | ◎ 常時 | 平日13時~21時 |
8位 | TitanFX | 〇 バヌアツ共和国 | ○ 1.33pips/ 1.03pips | ○ 1000倍 | 〇 不定期 | 平日24時間 |
9位 | Axiory | ◎ ベリーズ、信託保全もあり | ○ 1.4pips/1.0pips | △ 400倍 | 〇 不定期 | 平日 9:00~24:00 |
10位 | Tradeview | ◎ ケイマン・ペルー 信託保全あり | △ 1.8pips/0.8pips | △ 500倍 | × なし | 平日24時間※ メールのみ |
※USDJPYの平均スプレッド
ここからは、上位3社それぞれの特徴を解説していきます。
1位:HFM(旧HotForex)
旧「HotForex」として知られるHFMは、ブランドリニューアル以降、日本人顧客をターゲットとしたスペック改善に力を入れています。
HFMの主な特徴は以下のとおりです。
ライセンス | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ボーナス |
---|---|---|---|
セーシェル | 2000倍 | 平日14:30~23:00 | 常時開催 |
口座タイプ | 口座通貨 | 最小スプレッド | ECN口座の 取引手数料 |
4種類 | USD、EUR、NGN、JPY | STP口座:1.2pips ECN口座:0pips | 6~8ドル/1ロット |
HFMは、それぞれのニーズに合わせた細かな口座タイプ設定と、頻繁に開催されるボーナスプログラムが魅力です。
最大レバレッジも2000倍へと引き上げられ、取引環境、取引スペックともにバランスの取れた業者と言えます。
- ハイレバレッジ取引をしたい方
- 安定した取引環境を求めている方
- とにかくボーナスが欲しい方
2位:Vantage(旧VantageFX)
Vantageは、日本市場再開から日がまだ浅いため、日本での知名度はそれほど高くはありませんが、国外でマルチなサービス展開を行う老舗ブローカーです。
Vantageの主な特徴は以下のとおりです。
ライセンス | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ボーナス |
---|---|---|---|
バヌアツ | 1000倍 | 平日9時~20時 | 常時開催 |
口座タイプ | 口座通貨 | 最小スプレッド | ECN口座の 取引手数料 |
4種類 | AUD、USD、GBP、EUR、SGD、CAD、NZD、JPY、HKD、PLN | STP口座:1.0pips ECN口座:0pips | 6ドル/1ロット |
Vantageの魅力は、何と言っても取引コストの安さです。
スプレッドは競合他社と比較しても非常に狭く、ECN口座の取引手数料も6ドルと安く設定されています。
ボーナスプログラムも充実の内容なので、一度試してみる価値はありそうです。
- 取引コストを抑えたい方
- スキャルピング取引をする方
- とにかくボーナスが欲しい方
3位:XM Trading(エックスエム)
XM(XMTrading)は、言わずと知れた超有名業者です。
特に日本人からの人気は高く、以下のような特徴があります。
ライセンス | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ボーナス |
---|---|---|---|
セーシェル モーリシャス | 1000倍 | 平日24時間 | 常時開催 |
口座タイプ | 口座通貨 | 最小スプレッド | ECN口座の 取引手数料 |
4種類 | USD、EUR、JPY | STP口座:1.6pips ECN口座:0.1pips | 10ドル/1ロット |
XMは取引環境、取引スペックともに最もバランスのいい業者と言えます。
スプレッドの広さが若干気になるところですが、最近では低スプレッドと手数料無料を兼ね備えた「KIWAMI口座」が誕生したことにより、ますます注目度が上がっています。
特に以下のような方におすすめですが、業者選びで迷っている方は、まずXMTradingを選べば間違いありません。
- 業者選びに迷っている海外FX初心者
- 安定した取引環境を求めている方
- とにかくボーナスが欲しい方
XMで新しく登場した「KIWAMI口座」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
XMに新しく登場したKIWAMI極口座ってどんな特徴があるの? 初心者も利用しやすい? キャッシュバックとの併用もできる? XM(XMTrading)は、去年10月に新しい口座タイプとなる「KIWAMI極口 …
まとめ
今回は、海外FX業者を選ぶ際に確認しておきたいポイントと、おすすめの業者をご紹介しました。
どんなポイントを重視するかは、それぞれの取引スタイルにより異なります。
まずは、気になる業者をいくつか絞って、デモ口座や少額トレードで相性の良さを確認してみるのもいいでしょう。
筆者:海外FXラボ編集部
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