XMのスプレッドが広すぎる…、何かいい方法ある?
XMゼロ口座のスプレッドは狭い?取引手数料は?
XMのスプレッドが狭い通貨ペアは?
XM(XMTrading)は多くの日本人トレーダーが利用している海外FX業者ですが、そのスプレッドは国内のFX業者に比べて広めです。
しかし、スプレッドの広さを補って余りあるだけの取引環境が揃っていますし、キャッシュバックを利用すればコスト(スプレッド)を実質的に低くすることができます。
そこで本記事では、XMにおけるスプレッドやスプレッドが広くてもXMが人気の理由を徹底的に解説します。
XMのスタンダード口座、マイクロ口座、KIWAMI極口座とゼロ口座の平均スプレッド一覧表(毎週更新)も同時に掲載しているのでぜひ参考にしてください。
XMのスプレッドが広い理由とスプレッドを実質的に狭くする方法もご紹介します。
スプレッドとは?
スプレッドとは、分かりやすく言えば通貨ペアの「売値(BID)」と「買値(ASK)」の差額を指します。
その差額分がFX業者の手数料にあたり、FX業者の利益となります。
業者ごとにスプレッドの幅は異なり、狭ければ手数料は安く、トレーダーの利益率が高くなります。
逆にスプレッドが広いほど、FX業者の手数料として取られる手数料が高くなります。
それってXMの手数料が高いということ?
XMの手数料は確かに高いですが、その理由と手数料を減らす方法を解説していきます。
スプレッドの単位は?
スプレッドの単位は、値動きの最小単位「pip(s)」で表されます。
通貨ペアが変わると通貨単位も変わります。
FXではそれらを分かりやすくするため、共通の通貨単位として「pip(s)」が使われます。
クロス円の通貨ペア(○○○/JPY)➡︎ 1pip=1銭(0.01円)
クロス円以外の通貨ペア(EUR/USDなど) ➡︎ 1pip=0.0001通貨単位(ドルなら0.01セント)
口座タイプによって違う平均スプレッド
XMには4種類の口座タイプがあり、タイプによってスプレッドの広さが違います。
また、XMのゼロ口座とKIWAMI極口座は、マイクロ・スタンダード口座に比べてスプレッドが狭いです。
各通貨ペアの平均スプレッドを口座タイプ別に見ていきましょう。
XM口座別平均スプレッドの比較【2024年4月16日時点】
通貨ペア | 平均スプレッド |
---|---|
ユーロ/米ドル | 1.6pips |
米ドル/円 | 2.0pips |
ユーロ/円 | 2.1pips |
ポンド/円 | 3.0pips |
豪ドル/円 | 3.2pips |
カナダドル/円 | 3.2pips |
ポンド/米ドル | 1.9pips |
通貨ペア | 平均スプレッド |
---|---|
ユーロ/米ドル | 0.8pips |
米ドル/円 | 0.9pips |
ユーロ/円 | 1.4pips |
ポンド/円 | 1.5pips |
豪ドル/円 | 1.6pips |
カナダドル/円 | 2.2pips |
ポンド/米ドル | 0.9pips |
通貨ペア | 平均スプレッド |
---|---|
ユーロ/米ドル | 0.1pips |
米ドル/円 | 0.1pips |
ユーロ/円 | 1.2pips |
ポンド/円 | 1.2pips |
豪ドル/円 | 1.4pips |
カナダドル/円 | 1.8pips |
ポンド/米ドル | 0.5pips |
このように、XMゼロ口座とKIWAMI極口座は、他の2つの口座タイプよりスプレッドが狭くなっています。
実質の手数料計算
次に、実質手数料はどのように算出されるのか見てみましょう。
例)XMのスタンダード口座でUSD/JPY(米ドル円)の通貨ペアを取引
「売値 130.669−買値 130.652 」=0.017
以上の場合、スプレッドは 1.7pipsということになります。
例1)1ロット(10万通貨)のドル円を取引、スプレッドが1.7pipsの場合
➡︎100,000 × 1.7(pips)= 170,000(銭)= 1,700円
例2)2ロット(20万通貨)のポンド円を取引、スプレッドが3.6pipsの場合
➡︎200,000 × 3.6(pips)= 360,000(銭)= 3,600円
このように、取引の際に実際発生するコストは取引ロット数にスプレッドをかけることで求められます。
XMの口座タイプの詳細は、以下の記事でご確認いただけます。
海外fx業者XMの口座タイプは「スタンダード口座」「マイクロ口座」「ゼロ口座」の3種類あります。プラットフォームはどの口座タイプもMT4・MT5ですが、それぞれ違いがあります。本記事では、この3つの口座の特徴などを比較しながら見ていきます。
XM(XMTrading)のスプレッドって本当に広いの?
XMのスプレッドは国内のFX業者と比べると確かに広いです。
XMだけでなく、一般的に海外FX業者のスプレッドは国内FX業者よりも広い傾向にあるのが事実です。
例えば、国内FX業者の中でも低スプレッドを誇る「GMOクリック証券」と比較すると、XMのスプレッドは主要通貨ペアで1.0pipsくらい広いです。
USD/JPY(ドル円)では最大6倍もの差があり、実際にかかる取引手数料が高くなっています。
ではここからは、XMのスプレッドが広い理由を見ていきましょう。
XMのスプレッドが広い理由
XM(XMTrading)のスプレッドが広くなってしまう原因には、以下のことが考えられます。
・豪華なボーナスを提供している
・追証なしのゼロカットシステムを導入している
トレーダーへの様々なサービスの提供や宣伝広告によってコストがかかるため、XM側の収益となるスプレッドを広くして調整しているのです。
スプレッドが広いのに、なぜXMは多くのトレーダーから支持されているのだろう?
スプレッドが広くてもXMが人気の理由
XMの主要通貨ペアは国内業者より1.0pips近くも広いですが、それでも多くの日本人から支持を得ています。
スプレッドが広くても日本人トレーダーに人気の理由、それはXMには国内FX業者にない魅力があるからです。
①リクオートなし、約定拒否なし
②最大1000倍のハイレバレッジで取引可能
③追証なしのゼロカットシステムがある
④約定スピードが速い
⑤豪華なボーナスがもらえる
⑥取引可能な商品が豊富
⑦多言語でのサポートが充実している
①リクオートなし、約定拒否なし
リクオート(Requote)とは、注文しても業者側がその価格での取引を拒否して価格を再提示してくることで、ディーラーがトレーダーとインターバンクの間に介入する取引で起こる場合があります。
再提示された価格はトレーダーに不利となるケースがほとんどです。
XMはリクオートなし・約定拒否なしを提唱しており、優れた約定力や100%の注文執行率が特徴です。
XMの過去の約定実績は99.35%となっているそうですよ。
②最大1000倍のハイレバレッジで取引可能
XMのレバレッジは最大1000倍、このようなハイレバレッジは国内FX業者では提供できません。
国内FXの最大レバレッジは25倍ですから、XMのレバレッジがどれほど大きいかがわかります。
レバレッジが高いと、少額で高利益を狙えたり、不本意な強制ロスカットを回避することもできます。
では早速、最大レバレッジ25倍の国内FXと1000倍のXMを比較してみましょう。
例1)10万通貨(1000万円)を持つために必要な証拠金の比較
10万通貨をドル円で持つと、日本円で約1000万円分のポジションを持つことになります。
必要証拠金は国内FXで40万円、XMで1万円となり、レバレッジの高いXMの方が少ない金額で取引が行えます。
例2)1万円の証拠金で保有できるポジションの比較
国内FXの場合、1万円で持てるポジションは25万円、1円動いた時の利益は2,500円となります。
XMだと1万円で持てるポジションは1000万円で、1円動いた時の利益は100,000円と国内FXより大きいです。
このように、同じ証拠金額でもレバレッジの高いXMの方が多くポジションを持つことができるのです。
③追証なしのゼロカットシステムがある
XMは「ゼロカットシステム」を導入しており、追証(追加証拠金)が発生しないことが最大のメリット。
ゼロカットシステムとは、相場が急激に動いてロスカットが間に合わず、口座の残高がマイナスになってしまった場合にXMがそのマイナス分を補填してくれるという制度です。
つまり、この制度があれば借金のリスクを心配することなく取引できるという訳です。
④約定スピードが速い
XMの約定スピードは全注文の99.35%が0.019秒~0.925秒、平均で0.276秒となっています。
これは海外FX業者の中でもトップクラスの早さです。
約定スピードを重視する中級以上のトレーダーにとってもXMは非常に利用しやすいFX業者です。
⑤豪華なボーナスがもらえる
XMには現在3つのボーナスキャンペーンがあります。
①口座開設ボーナス13,000円 ②入金ボーナス最大$10,500 ③XMP(ロイヤルティプログラム)
上記のボーナス制度で得たボーナスは資金として利用できます。
ただし、口座タイプによっては対象外のボーナス制度もあるので注意が必要です。
▼口座タイプとボーナスの有無
口座タイプ | ボーナス | ||
新規口座開設ボーナス | 入金ボーナス | XMP (ロイヤルティプログラム) | |
マイクロ口座 | 有り | 有り | 有り |
---|---|---|---|
スタンダード口座 | 有り | 有り | 有り |
KIWAMI極口座 | 有り | 無し | 無し |
ゼロ口座 | 有り | 無し | 無し |
⑥取引可能な商品が豊富
XMは55種類のFX通貨ペアだけでなく、幅広い商品の取引に対応しています。
⑦多言語でのサポートが充実している
XMは海外のFX業者ですが、日本人スタッフが常駐してサポート対応をしています。
ですので、国内FX会社と同じように日本語で問い合わせることができます。
XMサポートへは、以下のボタンからXM公式サイトのメールやライブチャットで問い合わせができます。
⬇︎
※日本語ライブチャットサポート:平日24時間
XMのスプレッドを狭くする方法
ここではXM取引の実質コストとスプレッドを狭くする3つの方法を解説します。
XMの実質取引コストとはスプレッドに取引手数料を足したもので、取引にかかる総コストを表します。
実質コストはもちろん、少なければ少ないほど良いです。
ここからは、XMで実質コストを減らすコツを見ていきます。
スプレッドの狭いゼロ口座を選ぶ
1lot(10万通貨)往復取引につき、各通貨ペアの左側通貨(主軸通貨)10通貨の手数料がかかります。
スタンダード・マイクロ口座と比べると、ゼロ口座のスプレッドは全体的に狭くなっています。
「実質コスト=スプレッド+手数料」ですが、ゼロ口座の方が実質コストが低い場合が多いです。
▼XMスタンダード・マイクロ口座とゼロ口座の実質取引手数料比較表
通貨ペア | XMマイクロ/スタンダード口座 | XMゼロ口座 | ||
平均スプレッド | 10万通貨あたり取引コスト | 平均スプレッド | 10万通貨あたり取引コスト (スプレッド+手数料) | |
EUR/USD | 1.6pips | 1,891円 | 0.1pips | 111円+1,287円=1,398円 |
USD/JPY | 1.6pips | 1,600円 | 0.1pips | 100円+1,113円=1,213円 |
GBP/USD | 1.9pips | 2,446円 | 0.5pips | 334円+1,496円=1,830円 |
XMのゼロ口座の手数料については、以下の記事でさらに詳しい解説をしています。
XMのゼロ口座にはどんな手数料がかかるの?3タイプあるXMの口座の中で、スプレッドが狭くスキャルピング向きのゼロ口座。手数料の面でどんなメリットとデメリットがあるのか、ほかの口座と比較してみました。
取引手数料が発生するタイミング
また、XMでは取引プラットフォームであるMT4とMT5が使われています。
どちらを選ぶかによって、ゼロ口座の取引手数料を引かれるタイミングが異なります。
・MT4の場合→取引発注時に往復分(発注と決済)の手数料がまとめて口座から差し引かれる。
・MT5の場合→取引発注時と決済時にそれぞれ手数料が口座から差し引かれる。
XMの取引プラットフォームについての詳細は、以下の記事でご確認いただけます。
海外FX業者XM(XMTrading)は取引プラットフォームに「MT4」と「MT5」を採用しています。 XMを利用するにあたり、MT4とMT5のどちらを選べば良いか知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか? そ …
XMのロイヤルティプログラムを利用する
XMにはボーナスや現金に変換できるXMポイント(XMP)が貯まる、「ロイヤルティプログラム」というXM独自のポイントサービスがあり、マイクロ・スタンダード口座がこのボーナス制度の対象です。
XMロイヤルティプログラムのエリートレベルでは1ロットの往復で20XMPが取得できます。
20XMPをボーナスに換金すると6.7USD(=20XMP÷3)になります。
ボーナスを加味した場合の実質コストは「スプレッド−XMPボーナス分のpips」で計算できます。
▼XMP加算後手数料比較表(※1米ドル=130円で計算)
通貨ペア | XMマイクロ/スタンダード口座 | ゼロ口座 | |
---|---|---|---|
10万通貨あたり取引コスト | XMP加算後取引コスト | 10万通貨あたり取引コスト (スプレッド+手数料) | |
USDJPY | 1,600円 | 1,600円−6.7USD(910円)=690円 | 100円+1,113円=1,213円 |
20XMP分のボーナスを加算したスタンダード口座のドル円ペアの手数料は523円、ゼロ口座より安いです。
ただし、XMPを現金化できるのはダイヤモンド以上のレベルからです。
XMPについての詳しい説明は以下の記事で行っているので、こちらも併せてご覧ください。
キャッシュバックを使用する
IB業者(キャッシュバックサイト)から口座を開設し取引すると、キャッシュバックを受け取ることができます。
IB業界で還元率が高い業者の場合の還元金を例として加算していきましょう。
口座タイプ | 通常キャッシュバック口座 | オートリベート口座 |
スタンダード口座 | 8.5USD | 9USD |
マイクロ口座 | 8.5USD | 9USD |
ゼロ口座 | 4.25USD | 4.5USD |
KIWAMI極口座 | 2.55~12.75USD | 2.7~13.5USD |
IB業者に代わり、XMからキャッシュバックが受け取れるオートリベートは比較的還元率が高く、IB業者への銀行口座登録が不要というメリットがあります。
・オートリベートはXMの口座へ直接入金され、出金する際には出金した残高の割合に合わせてクレジットが消滅します。
・リベート金の出金手段は国内銀行送金のみ。 (出金額が40万円未満だと手数料2,500円がかかります)
・IBキャッシュバック口座はボーナスの対象外です。
▼XMキャッシュバック後取引手数料比較表(※1米ドル=130円で計算)
通貨ペア | XMマイクロ/スタンダード口座 | XMゼロ口座 | ||
---|---|---|---|---|
スプレッド | キャッシュバック後取引コスト (10万通貨あたり) | スプレッド | キャッシュバック後取引コスト (10万通貨あたり) | |
EURUSD | 1.7 | 1,891円−1,170円−871円=-150円 | 0.1 | 1,398円−585円=813円 |
USDJPY | 1.6 | 1,600円−1,170円−871円=-441円 | 0.1 | 1,213円−585円=628円 |
GBPUSD | 2.2 | 2,446円−1,170円−871円=405円 | 0.3 | 1,830円−585円=1,245円 |
例)あるIB業者のオートリベート口座を利用した場合(1lot往復の取引)
➡︎スタンダード・マイクロ口座:9USDキャッシュバック、取引コストから−1,170円
ゼロ口座:4.5USDキャッシュバック、取引コストから−585円
キャッシュバックIB口座は更にXMのロイヤルティポイントが受け取れるので、1ロットあたり最大20XMP(=6.7USD)のクレジットを獲得できます。
このようにキャッシュバックとXMPを上手く活用することで、取引コストを大幅に抑えることが出来ます。
ただし、ボーナス分はキャッシュバックの対象外なので注意が必要です。
XMPから変換したボーナス自体は出金できないので要注意です。
XMキャッシュバックについての詳しい説明は以下の記事で行っていますので、こちらも併せてご覧ください。
XM(XMTrading)でトレードするなら、キャッシュバックを使わないと損! XMのキャッシュバックは取引する度に現金が手元に返ってくるお得なシステムです。 IB業者(キャッシュバックサイト)に登録すれば、取引数に応じ …
取引方式とスプレッドの関係性
トレーダーとFX業者との「相対取引」の形態にはNDD方式とDD方式があります。
XMはNDD方式、国内FX業者はDD方式を採用しています。
DD (Dealing Desk)方式
DDは「Dealing Desk」の略で、トレーダーとインターバンクの間にディーラーが介入する形態です。
トレーダーの注文をインターバンクに流すかどうかはディーラーの判断によって決まります。
・取引はディーラーであるFX業者との間で行われている。
・トレーダーとFX業者は利益相反になる。
・スプレッドが非常に狭い。
・スプレッドは原則固定である。
狭いスプレッドを提供できるのはDD方式を採用している国内FX会社のメリットです。
しかしトレーダーと利益相反になるため、FX業者がレートや注文処理などを故意に操作する「ノミ行為」が発生する可能性があります。
瞬間的に大幅な値動きがあった場合はボタンを押しても不成立、約定拒否になることも…。
・約定拒否:勝ちそうな注文を拒否する。
・スリッページ:約定タイミングをずらす。
・レート操作:損切までレートを動かす。
「スプレッドが狭い=優良なFX業者」ではないのですね。
スリッページについては以下の記事でさらに詳しく解説をしているので、こちらも併せてご覧ください。
スリッページはなぜ起こるの?スリッページが起こる原因や注文が滑りやすい時間帯を徹底解説! XMは許容スリッページ幅を設定できないって本当?
NDD (No Dealing Desk)方式
NDDは「Non Dealing Desk」の略です。
全ての注文がインターバンクに直接流れるため、約定拒否やスリッページが無い透明な取引が実現します。
・トレーダーとインターバンクの間にFX業者などの仲介者が介さない。
・FX業者が投資家の注文を直接インターバンクに流してカバーを取る。
・顧客が勝てば勝つほど、取引が増えて業者の収入が増える。
・トレーダーとFX業者が利益相反にならない。
・スプレッドが原則変動性である。
NDD方式は透明な取引が可能な分、スプレッドが広くなっています。
DD方式はスプレッドの狭さが魅力ですが、NDD方式に比べて取引が不透明です。
XMにおける取引の透明性、圧倒的な約定力は多くのトレーダーに選ばれている理由です。
XMは変動制スプレッドを採用している
国内FX業者の多くは「固定スプレッド」を採用していますが、XMは「変動制スプレッド」を採用しています。
変動制スプレッドでは名前の通り、スプレッドがレートに合わせて常に変動します。
そしてこのスプレッドには変動しやすい時間帯や相場環境があります。
ここからは、変動するスプレッドの幅が狭まりやすい、広がりやすい時間帯や影響する要因を見ていきます。
スプレッドが狭まりやすい時間帯と広がりやすい時間帯
スプレッドの幅は市場の流動性によって決まるという傾向があります。
市場での取引量が少ないと流動性が低下するためスプレッドが広がり、逆に取引が活発な時間帯にはスプレッドが狭くなります。
では、具体的にどの時間帯にスプレッドの幅が狭まりやすく、広がりやすいのでしょうか。
まずは以下の表で市場の取引時間を見てみましょう。
▼市場取引時間&関連通貨一覧表
国名 | 取引時間(日本時間) |
---|---|
ニュージーランド(ウェリントン) | (冬)7:00~13:45(夏)6:00~12:45 |
オーストラリア(シドニー) | (冬)9:00~15:45(夏)8:00~14:45 |
日本(東京) | 9:00~15:00 |
中国(上海) | 10:30~18:30 |
ドイツ(フランクフルト) | (冬)17:00~1:30(夏)6:00~0:30 |
イギリス(ロンドン) | (冬)17:00~1:00(夏)16:00~0:00 |
アメリカ(ニューヨーク) | (冬)23:30~6:00(夏)22:30~5:00 |
☝︎ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯
・冬時間(11月~3月末): 23:30-1:00
・サマータイム時(3月末~10月末):22:30-0:00
ロンドンとニューヨーク市場の取引量が多いためスプレッドも狭くなります。
☝︎ニューヨーク市場がクローズし、ウェリントン市場がまだオープンしていない時間帯
・日本時間の朝6時~7時
・週明けの朝6時~7時
・年末年始
日本時間の朝6時~7時はニューヨーク市場がクローズ、ウェリントン市場はまだオープンしていないため参加者が少ないです。
また、年末年始などは流動性が低下するため、スプレッドが広がる傾向にあります。
重要な経済指標の発表時や突発的なイベント発生時にはスプレッドが広がる
経済指標発表の前後や突発的なイベントが発生すると、為替レートが大きく変動してスプレッドが一気に広がることがあるので注意が必要です。
例えば、アメリカの雇用統計発表などで市場予想を大きく上回る(下回る)と、為替レートが大きく変動するためスプレッドが広がります。
【米】雇用統計 毎月第一金曜日発表
【米】ADP雇用統計 雇用統計の2日前に発表
【米】FOMC政策金利発表 年8回開催
【米】GDP成長率 四半期に一度
【米】消費者物価指数(CPI) 毎月中旬発表
【米】中古住宅販売件数、新築住宅販売件数 毎月下旬発表
【米】中古住宅販売保留 毎月10日発表
【米】ISM景況指数 毎月第一営業日発表
【日】日銀金融政策決定会合 年8回 2日間
【欧】欧州中央銀行(ECB)政策金利発表 毎月第一木曜日
【その他各国】政策金利発表・GDP・雇用統計
XM、GEMFOREX、TitanFXのスプレッドを比較
ここからは人気海外FX業者「XM」、「GEMFOREX」と「TitanFX」の3社のスプレッドを比較していきます。
まずはドル円を例に、各社の平均スプレッドを見てみましょう。
▼業者別ドル円の平均スプレッド一覧表
平均スプレッド | |
exness | 1.1 |
TitanFX | 1.33 |
XM(スタンダード口座) | 1.8 |
exnessとTitanFXがそれぞれ1.1と1.33なのに対し、XMのスプレッドは1.8と広めに設定されています。
しかし、スプレッドが広くても、キャッシュバックを活用することで取引にかかる実質コストを削減できます。
では、キャッシュバックを利用した場合の実質コストを業者別にそれぞれ見ていきましょう。
▼業者別キャッシュバックとキャッシュバック後の実質コスト比較表
平均スプレッド | キャッシュバック | 実質コスト | |
exness | 1.1 | 0.8 | 0.3 |
TitanFX | 1.33 | 0.4675 | 0.8625 |
XM(スタンダード口座) | 1.8 | 0.85 | 0.95 |
キャッシュバックを利用した場合、いずれの業者も実質コストを大幅に抑えられていることが分かります。
キャッシュバックはポジションを5分以上保有しないと発生しないので注意しましょう。
各業界が提供しているサービスやスペックが違うため、総合的に比較しましょう。
XM取扱銘柄全種類スプレッド一覧表
FX業界では、通貨ペアはそれぞれ以下の3つのカテゴリーに分類されます。
①メジャー通貨ペア(市場での流通量が多い)
ユーロ/米ドル、米ドル/円、ポンド/米ドルなど、主にストレート通貨ペア
②マイナー通貨ペア(市場での流通量が少ない)
ユーロ/円、ユーロ/ポンド、ポンド/円など、主にクロス通貨ペア
③エキゾチック通貨ペア(市場での流通量が極端に少ない)
トルコリラやロシアルーブル、メキシコペソなど、新興国の通貨が絡むペア
通貨ペアの大半はメジャー通貨もしくはマイナー通貨に該当します。
スプレッドの幅は通貨ペアによって違うので、以下で詳しく見てみましょう。
XMのメジャー通貨ペアの平均スプレッド一覧表
まずはドル円、ポンド円やユーロドルなど、XMで取引可能なメジャー通貨ペアの平均スプレッドから見ていきます。
XMのマイナー通貨ペアの平均スプレッド一覧表
次に、トルコリラや南アフリカランドを含む、XMのマイナー通貨ペアの平均スプレッドを見ていきます。
XMの貴金属CFDの平均・最低スプレッド一覧
続いて、ゴールドやプラチナなど、XMで取引できる貴金属CFDの平均・最低スプレッドを見ていきます。
XM原油の最低スプレッド一覧表
BRENTやOILなど、XMの原油先物の最低スプレッドは以下の通りです。
XMのコモディティの最低スプレッド一覧表
トウモロコシや大豆など、XMのコモディティ(商品)の最低スプレッドを見てみましょう。
XMの株式現物・先物CFDの最低スプレッド一覧表
日経225やダウ、ナスダックなど、XMの株式現物と先物CFDの最低スプレッドを確認してみましょう。
XMの仮想通貨CFDの最低スプレッド一覧表
最後にビットコインやイーサリアムなど、XMの仮想通貨CFDの最低スプレッドを確認しましょう。
まとめ
今回はXM(XMTrading)のスプレッドについて詳しく解説をしました。
XMのスプレッドが国内のFX業者に比べて広い点が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしXMはNDD方式を採用しているため、高い約定率や透明性、安全性の面で評価されています。
国内FXにはないゼロカットシステムも、FX取引初心者にとって嬉しい制度ですね。
スプレッドの変動や各口座のボーナスをうまく利用しながら取引すると良いですね。
XMで口座をまだお持ちでない方は、以下のボタンから口座開設をすることができます。
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FAQ(よくある質問)
- XMでスプレッドの狭い通貨ペアはどれですか?
- スプレッドが狭い通貨ペアには、USDJPYやEURUSDなどが挙げられます。
流通量が多い通貨ペアほどスプレッドが狭くなる傾向にあります。
- XMのスプレッドが広いのはなぜですか?
- XMは様々なサービスの提供に多くのコストを投じているため、XM側の収益となるスプレッドを広くして調整しています。
詳しくは本記事で紹介している「XMのスプレッドが広い理由」をご覧ください。
- できるだけ狭いスプレッドで取引したいのですが、どうすれば良いですか?
- 狭いスプレッドで取引したい方はXMのゼロ口座での取引がおすすめです。
他にもXMPやキャッシュバックを活用して実質取引コストを抑える方法もあります。
詳細については本記事記載の「XMのスプレッドを狭くする方法」で解説しています。
筆者:海外FXラボ編集部
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