XMはスキャルピングに向かないって本当?噂の真相を徹底追究!
「XMってスキャルピングは禁止されているの?」

「XMはスキャルピングに向いてない?」

「XMでスキャルピングするときのオススメ通貨ペアって?」

 

XM(XMTrading)でのスキャルピングに対して、このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。

結論から言うと、XMでのスキャルピング取引は禁止されてはいませんが、取引コストが高いことがネックになっています。

スキャルピングをする際は、他の業者と取引条件を比べてみることが大切です。

 

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取引コストをカバーするには、キャッシュバックサイトを利用するのもいいですね。

スキャルピングとは?

スキャルピングとは
数秒〜数分といった短時間で売買を繰り返し小さな利益を積み重ねていく手法です。

 

FXには多くのトレードスタイルがありますが、その中でもスキャルピングは新規注文から決済注文までの時間が非常に短い手法として知られています。

 

短時間で売買を繰り返し為替差益を獲得するスキャルピング

xm スキャルピングとは

スキャルピングをするメリット

ここからは、スキャルピングをするメリットを紹介していきます。

スキャルピングをするメリットには以下の3つが挙げられます。

1.為替変動リスクが低い
2.難しい相場分析をする必要がない
3.ハイレバレッジ取引で短時間でも十分な利益を狙える

 

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スキャルピングをする3つのメリットを以下で詳しく見ていきましょう。

1.為替変動リスクが低い

スキャルピングは数秒~数分以内など、短期間で取引が完了する手法です。

ポジションを長時間保有しないため、相場の大きな変動やトレンド発生の影響をほとんど受けません。 

FXと切っても切り離せない「為替変動リスク」ですが、スキャルピングならこのリスクを抑えたトレードができます。

 

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ロスカットを招くような損失はスキャルピングでは出にくいです。

2.難しい相場分析をする必要がない

スキャルピングはその場の値動きを判断材料にするため、多くの場合にファンダメンタルズなどの難しい相場分析が必要ありません。

ファンダメンタルズ分析とは

経済成長率や物価上昇率、失業率などの経済指標を元にして相場を分析する方法。

 

一方で、スキャルピングに欠かせないのはテクニカル分析です。

移動平均線や時間足を用いるシンプルなトレードからオシレーター系のテクニカル分析まで、自分に合ったテクニカル分析を取り入れます。

テクニカル分析について、詳しくは以下の記事で詳しく解説しています。

3.ハイレバレッジ取引で短時間でも十分な利益を狙える

スキャルピングは短時間の取引を繰り返す手法です。

そんなスキャルピングでは大きな利益を挙げられないのでは?と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際は、レバレッジを活用することでスキャルピングのような短期間取引でも利益を上げられます。

特にXMを始めとする海外FX業者では高いレバレッジをかけられるため、短期間且つ少ない資金でも十分に利益を狙うことが可能です。

スキャルピング手法の例

ここでは具体的なスキャルピング手法の例をご紹介します。

スキャルピングにおいてよく使われるのは、時間足移動平均線の組み合わせです。

移動平均線には様々な種類がありますが、今回は指数平滑移動平均線(EMA)を使った方法を紹介します。

指数平滑移動平均線(EMA)を使った5分足スキャルピング

まずは指数平滑移動平均線を三本(EMA25EMA50EMA100)、5分足チャートに表示させます。

そして、以下の順番で条件が揃ったところでエントリーを行います。

各EMAが同じ方向を向く
EMA25又はEMA50より下でローソク足が確定する
※EMA100を越えて価格が確定したらキャンセル

③価格がEMA25を超えて確定したらエントリー

 

xm スキャルピング EMA エントリー

 

エントリー後に価格がEMA50を越えたら損切り、利確は損切り幅の1.5倍というルールも忘れないようにしましょう。

xm ema手法 スキャルピング 利確 損切

スキャルピングにおいて重要な4つの要素

スキャルピングを行う上で、大切なのは以下の4つの要素です。

 

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ここからは、スキャルピングにおける重要な要素を一つずつ見ていきましょう。

高い約定力

小さな値幅を狙って取引するスキャルピングでは、リクオートやスリッページが発生し不利なレートで約定してしまうと、大きな損失に繋がりかねません。

そのため、スキャルピングには狙ったレートで取引できる高い約定力が必須なのです。

 

約定力の高さは通常、そのFX業者が採用する取引方式によって決まります。

取引方式には大きく分けて「DD方式」「NDD方式」の2種類があります。

DD方式とは


FX業者がディーラーとしてトレーダーとインターバンクの間に介入する方式

 

NDD方式とは


FX業者がディーラーとして介入せずトレーダーの注文を直接インターバンクに流す方式

 

DD方式の場合、不利なレートを提示されたり、スリッページが発生するリスクがあります。

一方で、FX業者がディーラーとして介入しないNDD方式なら、トレーダーの注文が全てインターバンクに流れるため、リクオートやスリッページが発生しにくく、約定力の高いトレードが実現します

 

スーツ男性話す

DD方式とNDD方式についての詳しい解説は+をクリックしてご覧ください

DD方式

DD方式 スキャルピング XM

DD方式では「トレーダーと業者」「業者とインターバンク」という具合に、取引が分離して行われます。

つまり、この取引方式ではトレーダーの注文が直接インターバンク市場に流れることはないのです。

業者は「インターバンクが提示している正規のレート」とは別のレートをトレーダーに提示したり、わざとスリッページやリクオートを発生させることもできてしまいます。

これがDD方式は透明性が低いと言われている理由です。

 

またDD方式におけるトレーダーと業者の利益関係が、不透明性に対する不安を煽っていると思われます。

DD方式 スキャルピング

画像から分かるように、トレーダーとFX業者は直接取引をするため、双方の利益は相反の関係になります。

DD方式では業者が利益を出すために故意にトレーダーが負けるような操作をする可能性が否定できません。

あくまでも可能性の話なので、きちんとした業者であれば故意に不利な取引をされることはありません。

 

DD方式には以下のメリットがあります。

DD方式のメリット

トレーダーと業者の間で取引が完結するため、注文をインターバンクに流すコストがかからない。

➡そのため、NDD方式に比べて狭いスプレッドで取引ができる。

NDD方式

NDD方式 スキャルピング XM

NDD方式ではFX業者がディーラーとして間に介入せず、顧客の注文は全てインターバンク市場に流れます。

NDD方式を採用するFX業者の収入源は、トレーダーの取引手数料やスプレッドです。

そのため、業者は多くのトレーダーに自社システムを使って取引してもらう必要があります。

トレーダーの損益に関わらず取引量が増えるほど業者はより多くの手数料を得られるのです。

 

上の画像からも分かるように、NDD方式ではトレーダーと業者の利益が相反の関係になることはありません

そのため、NDD方式はDD方式より透明性が高い取引方式と言われています。

 

スーツの若い男性 ポイント

国内業者はDD方式を、海外業者はNDD方式を採用することが多いです。

XMの約定力(〇)

XMでは、顧客の注文をXMのサーバーに集める「マリー取引」を行います。

マリー取引 XM

マリー取引とは、業者内で売り注文と買い注文を結びつけることによって持高を相殺する取引方式です。

ここで相殺しきれなかった分は、社外のLPに対し注文として出されるという仕組みになっています。

またXMはこれらの注文をすべてNDD方式で行っています。

そのためXMはリクオートや約定拒否の心配がなく、約定力も高い海外FX業者であるといえるでしょう。

 

xm 約定拒否 リクオート

高いレバレッジ

短期間の取引でいかに多くの利益を出せるかが、スキャルピングトレードにおいてとても重要です。

限られた資金でより多くのポジションを取引するためには、「高いレバレッジ」をかける必要があります。

レバレッジを高く設定し、成功すれば受け取れる利益も大きくなります。

 

XM レバレッジ

画像から分かるように、同じ資金額でもレバレッジを高くかけた方が多くのポジションを保有できます。

10円の値動きでもレバレッジが大きい方が多くの利益を得られているのが分かりますね。

XMのレバレッジ(〇)

国内FX業者のレバレッジは最大で25倍と決められています。

それに対し、XMの最大レバレッジは888倍なので国内FX業者と比べると圧倒的に有利です。

海外FX業者でも最大レバレッジが400~500倍の業者が多いので、XMのレバレッジは高めだと言えます。

 

国内FX業者XM
25倍888倍

狭いスプレッド(取引コスト)

FXの取引ではポジションによって固定された手数料がかかります。

取引回数が増えるほどコストが増えて利益が少なくなります。

小さな値幅を狙うスキャルピングで大きなコストがかかると、収益性が大きく低下してしまいます。

取引頻度が高いほどスプレッドの影響が大きい

3種類のトレード方法にかかるコストが同じ場合

取引コスト

例えば、このように全てのトレード方法にかかる1回分のコストが同じだとします。

この場合、小さな利幅を狙って何度も取引を繰り返すスキャルピングトレードにかかるコストが、別のトレード方法と比べて大幅に高くなってしまいます。

スプレッドが広いとスキャルピングに不利

xm スウィングトレード

 

スキャルピングは何度も取引を繰り返すので、取引コストが少しでも高いと積み重なって、受け取れる利益がかなり少なくなります。

上の図でも、1回分の取引コストは1,000円しか変わらないのに取引を10回行った結果、最終的に受け取れる利益には倍の差が生じてしまいました。

そのため、狭いスプレッド+低い取引手数料が重要な条件になるのです。

XMのスプレッド(✕)

ヒロセ通商
(国内FX業者)
Tradeview
X Leverage口座
XM
スタンダード口座
Tradeview
ILC口座
(低スプレッド口座)
XM
ZERO口座
(低スプレッド口座)
ポンド円1.02.33.61.02.2
ドル円 0.21.81.60.61.0

※2022年1月19日時点での数値です。
※XMのゼロ口座は10万通貨あたり往復10ドルの手数料がかかります。ここでは1pipsに換算し、スプレッドに足しています。
※TradeviewのILC口座は往復5ドルの手数料がかかります。ここでは0.5pipsに換算し、スプレッドに足しています。

 

国内FX業者のヒロセ通商と比べると、XMのスプレッドは広くあまり有利ではありません。

海外FX業者のスタンダード口座同士を比較すると、ドル円はXMの方が狭いスプレッドを提供してします。

しかしスプレッド特化型口座同士だと、XMの手数料がTradeviewの二倍もするので、Tradeviewの方が断然有利になります。

ただしXMの広いスプレッドをカバーするには、キャッシュバックを利用するという方法もあります。

重要

国内FXの方がスプレッドは狭い傾向にある。

スプレッドが広い海外FXの中でも、XMのスプレッドは狭いとは言えない

狭いストップレベル

ストップレベルとは

指値注文や逆指値注文といった待機注文(予約注文)を出す際に指定される、現在のレートから最低限離すべき値幅のこと

 

ストップレベルは待機注文を利用するトレーダーにとっては重要なポイントで、ストップレベルが広いと次のことが発生する可能性があります。

ストップレベルが広いと…

①利益を逃したり、損失が拡大したりする
②EAが機能しない

 

①利益を逃したり、損失が拡大したりする

スキャルピングは小さな値幅を狙う取引なので、ストップレベルが広いと、利確したいタイミングで利確できない可能性があります。

ポンド円のストップレベルの例

GBPJPYレート:140円
ストップレベル:0.06円(6pips)
指定できる注文:139.94円以下、140.06円以上

 

140円で買いポジションを持っていて、レートが140.04円まで上がると予測しました。

しかしストップレベルの制限があり6pips離さなくては指定注文が通らないので、140.04円で注文設定できずに仕方なく140.06円で指値注文したとします。

ですが結局、この取引ではレートは指定注文した140.05円までしか上がらず、利益獲得のチャンスを逃してしまいました

xm ストップレベル②EAが機能しない

EAの指値よりもストップレベルの設定幅が大きい場合、価格が指値に達してEAが発動しても、エントリーさせてもらえません

取引の機会が大きく減ってしまい、せっかく数万円で買った優秀なEA も本来のパフォーマンスが発揮できなくなります。

XMのストップレベル(〇)

以前、XMのストップレベルは非常に高く設定されており、XMのデメリットの一つになっていました。

しかし2021年8月、すべての通貨ペアとCFD商品においてストップレベルは0に改善されました。

XM ストップレベル 一覧

 

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ストップレベル0を提供している業者はXMのほかにもあります。

XMはスキャルピングに向かない?

XMはスキャルピングに必要な4つの条件において、下記の3点を満たしています。

ただスプレッドにおいて、他の業者に比べ広く設定されていることがネックになっています。

スキャルピングに必要な要素XMは満たしている?
高い約定力
高いレバレッジ
狭いスプレッド(取引コスト)×
狭いストップレベル

XMはスキャルピング禁止ではない

XMは公式にスキャルピングを認めていますので、禁止ではありません

XMサポートの「よくあるご質問」のページには以下のように記載されています。

XM スキャルピング OK

他に知りたいことがあれば、XMの「よくあるご質問」のページで確認することができます。

よくあるご質問へのアクセス方法

STEP1:XMの公式ホームページの「サポート」にアクセス

まずは下のボタンから、XMの公式ホームページの「サポート」にアクセスします。

XMサポート

 

STEP2:「よくあるご質問」をクリック

XM よくある質問 スキャルピング 禁止

XMでスキャルピングするならゼロ口座

XMでスキャルピングするなら、低スプレッド特化型のゼロ口座一択になります。

ゼロ口座のスプレッドはXMの他の口座と比べると狭いですが、他業者と比べると並レベルです。

また、ゼロ口座は「ロイヤルティプログラム」の対象外なので、取引してもXMポイントは貯まりません。

ゼロ口座以外の口座で集めたXMPを、ボーナスクレジットとしてゼロ口座に移すことはできませんが、現金に換金しゼロ口座へ移すことは可能です。

 

スーツの若い男 悩み

ただし、現金への換金率はボーナスクレジットの約13分1と大変悪いです。

ゼロ口座の手数料や他の口座との比較の詳細は以下の記事をご覧ください。

XMでスキャルピング向きの商品と難しい通貨ペア

ここからはスキャルピングに向いている銘柄と、取引の難しい通貨ペアをご紹介します。

スキャルピング向きの金融商品

・ユーロドル
・ゴールド
・ドル円(初心者向き)
スキャルピングが難しい金融商品

・スプレッドが広い、値動きが荒い通貨ペア

スキャルピング向きの金融商品

XMでの取引においてスキャルピングに向いている商品はこちらです。

ユーロドル

ユーロドルは世界中で最も取引されている通貨ペアであり、多くのスキャルピングトレーダーが好んで取引をしています。

市場参加者が多く比較的安定した値動きをするユーロドルは、コツコツと利益を積み重ねるスキャルピング手法に適した通貨と言えます。

EURUSDの1日の値動きEURUSD ユーロドル 値動き

また、ユーロドルは全体的に安定した値動きをみせる一方で、ロンドン市場とニューヨーク市場の取引時間が重なる時間帯にボラティリティが大きくなります。

日本時間では22時~1時頃にあたるボラティリティの大きい時間を狙って取引するのも一つの方法です。

XMのゼロ口座の場合、ユーロドルのスプレッドは手数料込みでも1.1pips(10万通貨の場合)と非常に狭いので、短時間の取引でもカバーすることができます。

ゴールド

ゴールド取引の1つの特徴はボラティリティ(値動き)が大きいことです。

ゴールド 値動き

ボラティリティが大きいということは短期間の取引でも利益を出しやすいことを意味しています。

ゴールドのこの特性はまさにスキャルピングに適しています。

しかし、XMのゴールド取引におけるスプレッド平均値は4.5pips(ゼロ口座:2.1pips)となっており、他社と比較してもかなり広めとなっています。

ただ、ゴールドは1日100pips程度動くこともあるので、ボラティリティの大きさでスプレッドの広さをある程度カバーできるでしょう。

XMのハイレバレッジを上手く活用すれば、利益を出すことも可能です。

 

スーツの若い男性 ポイント

ちなみに、ゴールドが一日で一番活発に動く時間帯は日本時間の21時~23時です。

ゴールド取引に興味がある方は以下の記事を参考にしてみてください。

ドル円(初心者向き)

ボラティリティが大きい銘柄は効率良く利益を得られるというメリットがありますが、それと同時に値動きの予測とリスク管理が難しくなります。

初心者の方は、ボラティリティが小さいドル円から始めてみましょう。

ボラティリティが小さいと、リスクを抑えることができることができます。

ドル円 USDJPY 値動き

また、ドル円の平均スプレッドは1.6pips(ゼロ口座0.1pips)と、XMの中では低めなので平均スプレッドを埋めるのも難しくありません。

総合的にUSDJPYはリスク管理が比較的簡単な通貨で、小さい差益を積み重ねることができれば一定の利益が出せます。

スキャルピングが難しい金融商品

ここからは、スキャルピングに不向きな金融商品を見ていきます。

スプレッドが広い、値動きが荒い通貨ペア

取引回数が多くなるスキャルピングにおいて、スプレッドが広い商品は取引を避けるのが無難です。

また、値動きが荒い通貨ペアも同様に、値動きに翻弄されて資金を減らすリスクを高めることから、スキャルピングには不向きであると言えます。

これらの条件に当てはまる通貨ペアは以下の通りです。

スキャルピングに適さない通貨ペア

①エキゾチック通貨(トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソetc.)が絡む通貨ペア
②ポンドが絡む通貨ペア(例:ポンド円、ポンドドル)

 

①エキゾチック通貨が絡む通貨ペア
エキゾチック通貨とは

マイナー通貨の中でも、とりわけ発展途上国や新興国が発行している通貨のこと。
例:トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、香港ドル、シンガポールドル、ノルウェークローネ

 

エキゾチック通貨が絡む通貨ペアは、メジャー通貨に比べて流通量・取引量が少ないためスプレッドが広い傾向があります。

スプレッドが広いと、短期間でコツコツ利益を挙げるスキャルピングではコストの補填ができないのです。

さらに、エキゾチック通貨が絡む通貨ペアは値動きが非常に荒く、相場の予想も難しいため、スキャルピングには適さないと言えるでしょう。

 

②ポンドが絡む通貨ペア

ポンド系の通貨は「殺人通貨」と呼ばれるくらいにボラティリティが高いです。

さらにポンド円やポンドドルなど、ポンドが絡む通貨ペアはユーロドルやドル円などに比べてスプレッドが広いため、スキャルピングには不向きです。

 

スーツの若い男性 パソコン

今回はポンド円を例に詳しく見ていきましょう。

ポンド円

ポンド円は値動きが非常に激しい通貨で、1日に1円以上動くことも珍しくありません。

ボラティリティが高いと短期間で利益を得ることができますが、資金を減らすリスクを大幅に高めることから取引には注意が必要です。

さらに、ポンド円はスプレッドが広いことを理解しておかなくてはなりません。

XMの場合、ポンド円の平均スプレッドは3.6pips(ゼロ口座では1.2pips)となっています。

一見値スキャルピング向きに思われるポンド円ですが、値動きが非常に荒いこと、スプレッドが広いことからスキャルピングには適さない通貨ペアであることが分かります。

 

「XMでスキャルピングするなら、キャッシュバックの利用がおすすめ」でも説明しますが、キャッシュバックサイトを利用することである程度は取引コストを抑えることができます。

ただし、中にはXMのように5分間以上ポジションを持たないとキャッシュバックが発生しないなどのルールを持つ業者もあるため、業者選びは大切です。

 

スキャルピングコストと直接リンクする「XMの各銘柄のスプレッド一覧」は以下の記事をご参考ください。

各通貨ペアの特徴については以下の記事で詳しく解説しています。

XMでスキャルピングを駆使して成功するには

ここからはスキャルピングの3つのコツと、スキャルピングに向けて準備するべきことを見ていきましょう。

スキャルピングのコツ

スキャルピングで利益をあげるためには、以下3つの「コツ」を理解しておきましょう。

・ポジションを持つ時間を短くする
・大きなトレンド変化より、小さな値動きの変化を把握する
・利益を効率よく得るには大きなポジションを持つ

ポジションを持つ時間を短くする

ポジションを持つ時間が短いほど、急激な価格変動による大損失のリスクを抑えることができます。

大きなトレンド変化より、小さな値動きの変化を把握する

一日の大部分はレンジ相場で、大幅な価格変動は1日に数回しかありません。

スキャルピングはその大きなトレンドの価格変化を狙うより、小さな利益を狙った取引を何度も繰り返し、小さな利益を積み重ねていくのがポイントです。

利益を効率よく得るには大きなポジションを持つ

スキャルピングは、利幅は小さく、ポジションを持つ時間も短い手法です。

「取引回数を増やす」以外に、その条件下でより大きな利益を上げる方法は、ポジションを大きくすることです。

ポジションを大きくするとその分損失が大きくなるリスクが伴いますが、トレード時間を短くすることである程度そのリスクを抑えることができます。

スキャルピングをする前にしておくこと

スキャルピングを始めるには下準備も大切です。

以下の2つは、スキャルピングを始める前に最低限準備しておきたいポイントです。

・通貨別・時間帯別に値動きを徹底的に研究する
・トレード計画をたてる

通貨別・時間帯別に値動きを徹底的に研究する

通貨や時間帯によって、それぞれの動き方が大きく異なります。

 

通貨別の動きの違い

例えば、平均的にポンド関係の通貨ペアは他の通貨ペアと比べて値動きが激しいです。

ポンド円は平均すると1日1円ほど動くのに対し、ドル円は1日0.5円も動かない日が多いです。

短時間で大きく動くポンドはスキャルピング向きと言えます。

しかし、激しく動く分リスクも大きいことを忘れてはいけません。

GBPJPYUSDJPY

 

時間帯別の動きの違い
取引時間(日本時間)
ロンドン市場   夏時間:16:00〜24:00
冬時間:17:00〜1:00
ニューヨーク市場 夏時間:21:00〜6:00
冬時間:22:00〜7:00
ロンドン市場とニューヨーク市場の両方が動く時間夏時間:21:00〜24:00
冬時間:22:00〜1:00

日本時間22時頃~1時頃はロンドンとニューヨーク市場が同時に動く時間で取引が活発になるため、スプレッドが狭く、約定スピードが早くなります。

市場が開いている時間は、その市場の国の通貨が活発になる傾向があります。

例えば、ポンド円とポンドドルなどのクロスポンド通貨はロンドン市場の取引時間に活発化します。

 

また、銀行などの大口トレーダーはポジション持ち越しのリスクを回避するため、市場の終わり際にポジションを決済します。

特に金曜日の夜は週末に取引できない分リスクが高くなるので、リスク回避のためにポジションを決済する人が多くなります。

つまり、金曜日の夜は大量のポジションの決済による相場の変化が起きるため、スキャルピングに適した時間帯となります

 

各通貨ペアの取引時間を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

トレード計画

事前にトレード計画を立てておくことが大事です。

短い時間の取引で「〇〇円の利益を得たら決済」「〇〇円の損失が出たら損切する」など決めておくといいでしょう。

取引する銘柄と取引時間ごとに、それぞれの利確幅と損切幅を設定して、しっかりトレードルールを守ってトレードしましょう。

XMでのスキャルピングEAの使用について

FX業者の中には、スキャルピングや自動売買システムを禁止しているところもあります。

使用するEAによって、スキャルピングを行う自動売買システムもあります。

XMでの使用は基本的に問題ありませんが、ハイレバトレードを繰り返すスキャルピングEAの場合は、レバレッジ制限がかかる可能性があります

 

スキャルピングEA使用についての質問に対するXMの回答はこちらです。


ハイレバレッジトレードが繰り返されるEAについては、リスク管理の観点からレバレッジを引き下げる可能性があります。

 

過去には複数のトレーダーが同時に同じEAを使用したことによって取引数量がXMのリスク管理の範囲を超えてしまい、レバレッジ倍率が100倍にまで下げられてしまったこともあります。

XMでスキャルピングするなら、キャッシュバックの利用がおすすめ

XMでスキャルピングをすると、スプレッドの広さがネックになります。

もしそれでもXMでスキャルピングをするなら、キャッシュバックサービスを利用して、実質コストを下げる方法がおすすめです。

キャッシュバック率の高い業者として知られる「Taritali」を利用した場合、1ロット(10万通貨)につき9ドルのキャッシュバック(オートリベート)を受け取ることができます。

スタンダード口座でドル円を取引する場合

ドル円平均スプレッド:1.6pips
キャッシュバック:9USD/lot(0.9pips)
コスト計算:1.6-0.9=0.7(pips)

 

スタンダード口座の場合、コストを0.7pipsまで削減できます。

ちなみに、スキャルピングに特化しているゼロ口座の場合、取引手数料はもっと安くなります。

ゼロ口座でドル円を取引する場合

ドル円平均スプレッド:0.1pips
取引手数料:1pips
キャッシュバック:4.5USD/lot(0.45pips)
コスト計算:0.1+1-0.45=0.65(pips)

 

ただし、5分以内に決済したポジションについてはキャッシュバックが発生しないと言うルールがあるので注意が必要です。

スタンダード口座はボーナスというメリットがありますが、5分以内のスキャルピングがあったら、トレーダーはキャッシュバック分を受け取れません

同じ5分以内の決済でキャッシュバック受け取れないゼロ口座ですが、キャッシュバックがなくても0.5pipsとコストが少ないので、スキャルピングにはゼロ口座が向いています。

 

キャッシュバックの仕組みや注意事項を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

キャッシュバックを他の業者と比較

スプレッドが広く手数料も高めのXMですが、キャッシュバック分を引いたら他の業者と比べてどのくらいお得になるのでしょうか。

ドル円を例に比較してみましょう。

スタンダード口座の実質コスト比較

スタンダード口座の実質コスト比較
平均スプレッドキャッシュバック実質コスト
GEMFOREX1.2-0.80.4
XM1.6-0.90.7
TitanFX1.33-0.46750.8625
AXIORY1.3-0.4250.875
Tradeview1.8-0.850.95

スプレッドだけで比較すると、XMのコストの高さは2番目です。

しかしキャッシュバック額がTradeviewに並んで最も大きいため、スプレッドからキャッシュバックを差し引いた「実質コスト」は2番目に低くなっています。

スプレッド特化型口座の実質コスト比較

スプレッド特化型口座の実質コスト比較
業者平均スプレッド手数料(往復)スプレッド+手数料キャッシュバック実質コスト
GEMFOREX0.3無料0.3-0.080.22
Tradeview0.10.50.6-0.21250.3875
XM0.111.1-0.450.65
AXIORY0.30.60.9-0.170.73
TitanFX0.330.71.03-0.140250.88975

スプレッド特価型口座では、スプレッドと手数料を足したコストは、XMが一番高くなっています。

しかし、キャッシュバック額はXMが5社の中で一番高いので、実質コストは3番目に安くなります。

XMはスプレッドや手数料が高いですが、キャッシュバックを受け取ることができればかなり有利に取引することができます。

実質コストだけでみるとXMは他の業者に劣りますが、約定拒否がなく約定力も高いことが人気の理由です。

 

スーツの若い男性 ポイント

キャッシュバックはポジションを5分以上保有しないと発生しないので注意しましょう。

スキャルピングにはTradeviewがおすすめ

冒頭でお話したように、スキャルピングにはXMより「TradeviewのILC口座」の方がおすすめです。

XMやGEMFOREXはキャッシュバックによりTradeviewよりも実質コストを低く抑えられるのは事実です。

ですがXMやGEMFOREXの場合、5分以内に決済したポジションに対してはキャッシュバックが発生しないなどの制限があります。

さらにGEMFOREXでは短時間(5分を目安)に10ロット以上取引する際、事前に業者側に連絡を入れる必要があります。

Tradeviewは上記のような制限がなく、ILC口座(ECN口座)では他の海外FX業者と比べても遜色ないスプレッド・手数料の狭さで取引ができるため、スキャルピングに最適だと言えます。

まとめ

XMでは、スキャルピング取引を公式に認めていて、スキャルピングに特化したゼロ口座も提供しています。

しかし、XMでのスキャルピング取引には有利な点が多い反面、ネックになる点もあります。

XMのスキャルピングに向いている要素

・高い約定力
・高いレバレッジ
・ストップレベルが0
・ゼロカットシステムの採用
・ロイヤルティプログラム(取引ボーナス)
・公式にスキャルピングを認めている

 

XMのスキャルピングに向いてない要素

・広いスプレッド

 

XMの場合、キャッシュバックサイトを利用すればある程度取引コストを抑えることができますが、他の業者と取引スペックを比較してみることも大切です。

 

スーツの若い男性 ポイント

XMはスキャルピングよりも長期間のトレード向きです。

FAQ(よくある質問)

XMでのスキャルピング取引について、よくある疑問をまとめてみました。

XMでスキャルピングは禁止されていますか?
いいえ。XMは公式にスキャルピングを認めています。

xm スキャルピング
XMでのスキャルピングにおいておすすめな銘柄を教えてください。
ユーロドル、ゴールド、ドル円がおすすめです。
XMでのスキャルピングにおいて取引の難しい通貨ペアを教えてください。
ポンド円は一見スキャルピング向きに見える通貨ペアですが、XMではポンド円のスプレットが広いため、少し不利なところがあります。
XMはスキャルピングに不向きですか?
XMの高い約定力とレバレッジ、ストップレベル0という条件はスキャルピングをする上で有利ですが、スプレッドの広さがネックになっています。

 


海外FXラボ

筆者:海外FXラボ編集部

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