XMの口座タイプにKIWAMI極口座が新登場！特徴や評判を徹底解説

XM（XMTrading）は、去年10月に新しい口座タイプとなる「KIWAMI極口座」の提供を開始しました。

KIWAMI極口座は、最大1000倍のレバレッジと低コスト、それに一部商品がスワップフリーという、既存の口座タイプの良い所を集めた高いスペックが魅力です。

今回は、そんなKIWAMI極口座の特徴に加え、どんなトレーダーにおすすめなのかを徹底解説していきます。

IB業者のキャッシュバックが併用できるかについても解説していきますよ。

XMの口座タイプ4種類を徹底比較

今回、KIWAMI極口座の提供が始まったことにより、XMの口座タイプは全部で4種類となりました。

まずは、それぞれのスペックを比較してみましょう。

注目すべきポイントは、レバレッジと取引コスト、それにスワップポイントとボーナスです。

それぞれの口座の特徴を要約すると、以下のようになります。

KIWAMI極口座以外の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。

KIWAMI極口座の特徴は？

KIWAMI極口座はその名前もさることながら、口座スペックも非常に斬新で、取引コスト削減へのこだわりが感じられる内容になっています。

KIWAMI極口座の主な特徴としては、以下の5点が挙げられます。

最大レバレッジが1000倍

KIWAMI極口座では、マイクロ・スタンダード口座と同様に最大1000倍のレバレッジを利用することができ、少ない証拠金での取引が可能です。

例えば、1ドル130円の時に1ロット（10万通貨）のポジションを持つと、1,300万円分の取引を行うことができますが、1000倍のレバレッジを利用すれば必要証拠金は13,000円で済みます。

同じ取引でも最大レバレッジが500倍のゼロ口座の場合、必要証拠金は26,000円になってしまいます。

資金効率の高い取引を可能にする1000倍のレバレッジは、KIWAMI極口座の大きな強みと言えます。

ただし、EURDKK、EURHKD、GBPDKK、USDDKK、USDHKD、USDCNHのレバレッジは、最大50倍に制限されるのでご注意ください。

こちらの記事では、レバレッジの仕組みやXMの銘柄別レバレッジを紹介しています。

スプレッドが狭く取引手数料はなし

KIWAMI極口座のスプレッドについては、FXと貴金属、仮想通貨においてKIWAMI極口座専用の数値が設定されています。

また、手数料はこのスプレッドに含まれており、別途取引手数料がかかることはありません。

主要通貨ペアの平均スプレッドを比較してみると、KIWAMI極口座のスプレッドはスタンダードよりだいぶ狭く設定されていることがわかります。

※カッコ内は手数料を加味したスプレッド

ゼロ口座のスプレッドは更に狭くなりますが、1ロット当たり10通貨（1pips）の手数料が発生するため、それを加味すると、KIWAMI極口座の方がスプレッドが狭くなります。

ただし、通貨ペアによってはゼロ口座の方が取引コストが安い場合もあるので、事前に調べておくことをおすすめします。

XMの銘柄別スプレッド一覧はこちらをご覧ください。

一部FX銘柄とゴールド、シルバーがスワップフリー

KIWAMI極口座では、特定の通貨ペアおよびゴールド、シルバーもスワップフリーで取引することができます。

そのためKIWAMI極口座は、マイナススワップが付く銘柄を長期間保有するトレーダーにとっては有利になります。

※1 以下の通貨ペアはスワップフリーの対象外
CHFSGD、EURCAD、EURDKK、EURHKD、EURHUF、EURNOK、EURPLN、EURSEK、EURSGD、EURTRY、EURZAR、GBPDKK、GBPNOK、GBPSEK、GBPSGD、NZDSGD、SGDJPY、USDCNH、USDDKK、USDHKD、USDHUF、USDMXN、USDNOK、USDPLN、USDSEK、USDSGD、USDTRY、USDZAR
※2 PALL、PLATのみスワップフリー

ただし、KIWAMI極口座はスワップによる損失を防ぐことができる一方で、プラススワップの恩恵も受けることができない点には注意が必要です。

XMの銘柄別スワップ一覧はこちらをご覧ください。

入金ボーナスとロイヤルティプログラム（XMP）は対象外

XMでは、新規口座開設ボーナス、入金ボーナス、ロイヤルティプログラム（XMP）という3種類のボーナスプログラムを随時提供しています。

そのうち、KIWAMI極口座で取得することができるボーナスは新規口座開設ボーナスのみになります。

入金ボーナスとロイヤルティプログラム（XMP）は受け取ることができませんが、未入金の状態で13,000円分の新規口座開設ボーナスがもらえるということは、ノーリスクで利益を得られるチャンスがあるということです。

ただし、IB業者のキャッシュバック口座では、新規口座開設ボーナスの対象外となるのでご注意ください。

XMのボーナスプログラムについての詳しい説明や、受取条件はこちらの記事で解説しています。

デモ口座の開設も可能

KIWAMI極口座は、仮想マネーを利用しリスク無しでの取引が体験できるデモ口座の提供も行っています。

ただし、KIWAMI極口座で選択できるプラットフォームはMT4のみです。

XMTradingのトップページより「デモ口座開設」をクリックし、取引プラットフォームタイプで「MT4」を選択すると、口座タイプで「KIWAMI極口座」を設定することができるようになります。

KIWAMI極口座の場合、プラットフォーム上で表示されるシンボル名は、スタンダード口座とは異なり末尾に「#」が付きます。

例えば、ドル円であれば「USDJPY#」という表記になり、スタンダード口座のシンボル名である「USDJPY」は取引することができないのでご注意ください。

IB業者が提供するキャッシュバックと併用できる？

TariTali（タリタリ）、FXRoyalCashBack（ロイヤルキャッシュバック）、FinalCashBack（ファイナルキャッシュバック）などのIB業者を経由し、XMの口座開設を行うとキャッシュバックを受け取ることができます。

まずは、キャッシュバックの仕組みについておさらいしていきましょう。

これらの業者（キャッシュバックサイト）から口座開設を行うと、取引量に応じたキャッシュバックが受け取れるという仕組みです。

例えば、大手IB業者であるTariTaliでキャッシュバック口座を開設すると、1スタンダードロット（10万通貨）を取引する度に、以下の額のキャッシュバックを受け取ることができます。

TariTaliのキャッシュバック額

先ほど比較した各口座のスプレッドに、このキャッシュバック額を加味すると、実質的なスプレッドはさらに狭くなります。

この金額が取引をするたびに発生するのであれば、IBキャッシュバックを利用しない手はありません。

キャッシュバックを加味した実質スプレッド

キャッシュバック口座の注意点

IBキャッシュバックはとてもお得なシステムですが、注意しておきたいポイントが2点あります。

キャッシュバック口座はボーナスの対象外

IB業者を経由し開設したキャッシュバック口座では、受け取ることのできるボーナスに違いがあります。

各口座の対象ボーナス

KIWAMI極口座とゼロ口座は、もともと口座開設ボーナス以外が対象外となっています。

しかし、キャッシュバック口座の場合、口座開設ボーナスも受け取ることができなくなってしまうため注意が必要です。

ただし、この問題は複数口座を正しい順番で開設し使い分けることでお得に活用することができます。

複数口座の賢い活用方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

5分以内に決済したポジションにはキャッシュバックが発生しない

キャッシュバック口座には5分以内に決済した取引に対してはキャッシュバックが発生しないという「5分ルール」というものが存在します。

そのため短時間の取引をメインとするスキャルピングトレーダ―には、あまりおすすめできません。

IB業者の報酬額やキャッシュバックの賢い活用方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

KIWAMI極口座の評判は？

KIWAMI極口座の提供が開始されて時間が経ち、口コミが少しづつ増えてきました。

海外FX業者大手のXMが提供する新しい口座であるため、多くの人が関心を寄せているようです。

「試しに使ってみた」という方の中には、このような意見がありました。

全体的には、好意的な意見が目立ちましたが、思っていたのと違ったという意見もあります。

斬新な口座スペックではありますが、メリットがあればその分デメリットも存在するため、万人受けするというわけではなさそうです。

それでは、KIWAMI極口座は一体どんなトレーダーにおすすめなのかを考察していきましょう。

KIWAMI極口座はどんな人におすすめ？

KIWAMI極口座は、その奇抜な名前の通り、スプレッドやスワップポイントで発生するコストを“極限”まで抑えて取引できる点が魅力です。

ただし、気を付けなくてはならないことは、全ての銘柄に対し低スプレッドやスワップフリーが適用されるわけではないということです。

ここまでの解説をふまえると、KIWAMI極口座は具体的に以下のような方に向いていると言うことができます。

「特定の銘柄」とはどういうことなのか、ひとつずつ解説していきます。

特定の銘柄において取引コストを抑えたいスキャルピングトレーダー

狭い利益幅を狙うスキャルピングトレーダーにとって、取引コスト（スプレッド+取引手数料）の安さは重要なポイントです。

その点KIWAMI極口座は、低スプレッドかつ取引手数料無料でありおすすめです。

ただし、中にはスプレッドがそれほど狭くない銘柄もあるため、自身がメインで取引をする銘柄のトータルコストは事前に調べておく必要があります。

KIWAMI極口座における各銘柄の平均スプレッドは、XMの公式サイトから確認することができます。

ほとんどの通貨ペアでKIWAMI極口座のコストが最も安くなりますが、中にはゼロ口座の方がコストが安い通貨ペアもあります。

また、上述したキャッシュバックを加味すると、状況が変わってくるので、自分のトレードスタイルにはどの口座が最も適しているのかを見極めてから口座を開設するといいでしょう。

特定の銘柄を長期保有するスイングトレーダー

KIWAMI極口座は、特定の通貨ペアおよびゴールド、シルバーをスワップフリーで取引することができるためスイングトレーダーにおすすめです。

マイナススワップが発生する銘柄を長期保有したい場合は、KIWAMI極口座を選択するとコストを抑えることができます。

ただし、全ての銘柄がスワップフリーの対象となるわけではないため、こちらも事前にXMの取引ページにて確認しておくことが大切です。

逆に、スワップ狙いの取引を行いたいトレーダーにとっては、スワップフリーはデメリットとなります。

その場合は、KIWAMI極口座以外の口座開設を検討しましょう。

初心者におすすめの口座タイプは？

結論から言うと、初心者には1000倍レバレッジと口座開設ボーナスが利用できる口座がおすすめです。

1000倍レバレッジを利用すれば、少ない証拠金で効率よく取引を行うことができ、口座開設ボーナスは未入金の状態、つまりノーリスクで取引を行うことができるため、XMの取引環境に慣れておきたい初心者にピッタリだからです。

この条件には、マイクロ、スタンダード口座が該当します。

あとはこの中から、自分のトレードスタイルを考慮し以下のような選択を行うのが良いでしょう。

まとめ

今回は、XMより新しく提供が始まったKIWAMI極口座について、詳しく解説してきました。

KIWAMI極口座は、ハイレバレッジに取引手数料無料、それに低スプレッドとスワップフリーを謳う画期的な口座です。

ただし、低スプレッドとスワップフリーは全ての銘柄に適用している訳ではない点と、入金ボーナスやロイヤルティプログラム（XMP）の対象ではない点には注意が必要です。

自身の取引スタイルや、取引量の多い銘柄を考慮したうえで開設すると良いでしょう。

まずは、デモ口座や口座開設ボーナスを利用して、ノーリスクでKIWAMI極口座の取引環境に慣れてみることをおすすめします。

よくある質問

XMのKIWAMI極口座とはどのような口座ですか？

XMのKIWAMI極口座は、2022年の10月より提供が始まったばかりの新しい口座です。
1000倍のレバレッジで取引手数料無料、それに低スプレッドとスワップフリーが魅力の口座です。

XMのKIWAMI極口座とスタンダード口座の違いを教えてください。

KIWAMI極口座とスタンダード口座では、主にもらえるボーナスとスプレッドの設定が異なります。
それにスワップフリーが対象となる銘柄も異なるので詳しくはこちらをご覧ください。

XMのKIWAMI極口座とゼロ口座の違いを教えてください。

KIWAMI極口座とゼロ口座では、主にレバレッジと取引手数料が異なります。
銘柄ごとのスプレッドやスワップフリーが対象となる銘柄も異なるので詳しくはこちらをご覧ください。

XMでKIWAMI極口座のデモ口座を開設することはできますか？

はい、できます。
XMTradingのトップページより「デモ口座開設」をクリックし、取引プラットフォームタイプで「MT4」を選択すると、口座タイプで「KIWAMI極口座」を設定することができるようになります。

XMのKIWAMI極口座の最低入金額はいくらですか？

他の口座と同様に5ドル（相当額）からになります。

XMのKIWAMI極口座はゼロカットシステムを採用していますか？

はい、XMではすべての口座タイプにおいて、ゼロカットシステムが導入されています。